出版社内容情報
訪れた町の風の香り、目にとまった風景、聞こえてきた会話、口にした味……、第一線で活躍する歌人が感性豊かに綴った随想集。
【著者紹介】
作家、歌人
内容説明
町を好きになることは、恋をすることに似ている。五感で綴る町の表情。あたたかく、せつなく、時に妖しく…奇才・東直子が切りとる25の町の“もうひとつの顔”
目次
連弾
木霊
流転
鎮座
狼煙
曲折
面影
光景
明暗
喃喃
循環
来歴
風信
円熟
顔色
錬磨
聴聞
行先
補色
信心
布石
水位
昇降
蓄積
肝胆
著者等紹介
東直子[ヒガシナオコ]
広島県生まれ。1996年、「草かんむりの訪問者」にて第七回歌壇賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりあえず…
30
言葉遊びをしているように、ころころ、クルクルと転がっていくエッセイ。なんだか可愛らしい。2016/05/25
むつこ
19
東さんが訪れた「町」のエッセイ集。言葉の選び方が好き。この人が見て歩くとこんな風に感じるんだぁ~ともっと歩いてもっと話してほしいと思った。ほとんどが知らない町だけど東さんの感性が好ましく一緒に旅したくなった。2015/03/21
*asami*
17
歌人である著者が、自身の訪れた様々な町について綴っている随想集。地名から連想する言葉あそびのような文章がふんわりと心地よく、読み進めるのが楽しかった。装丁、挿絵がかわいい♪2015/10/23
kiho
16
それぞれの町を思い起こさせる言葉、風景、時に句…ふと立ち止まって言葉を紡ぎ出す東さんんの心持ちや、時に妄想めいた思考に入っていく所に惹かれます⭐言葉に含まれる空気感は歌人なればこそ…なのか…巡り会えて嬉しい1冊♪2015/08/01
はる
12
さすが歌人って感じでした。この人には普通の風景がこんな風に見えてるのかって読んでて感心した。それに、文章と文章の合間でクスッと笑わせてもらいました(*^▽^*)2015/02/20