謎の蝶アサギマダラはなぜ未来が読めるのか?

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謎の蝶アサギマダラはなぜ未来が読めるのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569820071
  • NDC分類 486.8
  • Cコード C0040

出版社内容情報

各紙書評で絶賛された『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』の続編! 海を渡る蝶アサギマダラの謎、魅力、生態について更に迫る。

【著者紹介】
医学博士

内容説明

アサギマダラは謎と魅力に満ちた蝶です。その最大の特徴は「神出鬼没ぶり」にあります。アサギマダラが旅をしていることが分かったのは1980年代の初頭です。それまでは普通種として、平地や山地でゆったりと生活していると思われていた蝶が、突然、大海原を渡って2000キロもの長距離の旅をしていることが分かったのです。筆者は過去10年間で14万頭を越えるアサギマダラにマーキングを施し、数多くの再捕獲例と自己再捕獲例を体験しました。この数を超えた方は今のところおられないので、筆者が一番多くのアサギマダラに出逢ったことになるでしょう。

目次

第1章 アサギマダラの過酷な旅のエピソード(エピソードを通して「見えない世界」が「見えてくる」;アサギマダラの基礎知識の17項目のまとめ ほか)
第2章 アサギマダラは「あり得ない生き物」!?(「蝶自体」と「人との出会い」の二側面で「あり得ない生き物」;アサギマダラの長距離移動の記録の整理…最長は約2430km! ほか)
第3章 アサギマダラは気象が読めるのか(赤城自然園に出現した大群は本州を直撃した台風の影響か;不思議な遭遇の前日は梅雨前線のまっただ中ですさまじい豪雨だった ほか)
第4章 アサギマダラは未来が読めるのか(旅立ちには複数のパターンがある;2種類のUターン現象の可能性とそれを支える諸データ ほか)

著者等紹介

栗田昌裕[クリタマサヒロ]
昭和26年、愛知県生まれ。東京大学理学部卒、同大学院修士課程修了(数学専攻)、同医学部卒業。米国カリフォルニア大学留学。医学博士。薬学博士。現在、群馬パース大学学長、SRS研究所長、東大病院内科医師(臨床登録医)を兼任。専門は内科学。自然教育・環境保護に関心が深く、アサギマダラの研究家でもある。調査の模様はNHK総合テレビ「クローズアップ現代」などで紹介された。10年間に、個人で14万頭余のアサギマダラにマーキングを施し、「一番多くアサギマダラに出遭った人」として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

5
誌友さんのレビューで知ったのですが、栗田昌裕という名前に食いつきました。あの(どの?)栗田先生??と。栗田先生といえばSRSでの胡散臭いイメージしかありませんでしたので。アサギマダラの生態を明らかにした虫のおじさんスゴイ!要はゆらぎ理論について述べられたもので、最後のポエムで、もしも「水にありがとうと言ってみよう」とかってまとめてあったらどうしよう、とドキドキしました。理性と直観の定義はとてもタメになりました。2019/08/30

たまきら

1
アサギマダラは本当に不思議な蝶です。その生態をもっと知りたい!と、近所の庭園のフジバカマにいる姿を見ながら思います。勉強になりました!2014/12/27

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