PHP新書<br> じつは「おもてなし」がなっていない日本のホテル

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PHP新書
じつは「おもてなし」がなっていない日本のホテル

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569818238
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

6年後の東京五輪に向け、外資系ホテルが続々と上陸! サービス業の“基本のキ”を忘れた日本のホテルに、果たして勝機はあるか?

【著者紹介】
ノンフィクション作家

内容説明

2020年に開催が決まった「東京オリンピック」。6年後に世界中から巨大な需要が見込まれる観光業だが、実質的な競争のスタートとなるのは、2014年から始まる“第3次”ホテル戦争だ。遡れば、バブル時代を挟んでの外資系ホテルの上陸が“第1次”ホテル戦争であり、リーマン・ショックを挟んでのアジア系ホテルの上陸が、“第2次”ホテル戦争であった。だが、“第3次”ホテル戦争の幕開け直前に発覚したのが、世間を賑わせた食材偽装問題…。かくも「劣化」しきった日本のホテルが、失われた信用と信頼を取り戻し、外資系ホテルの再攻勢を迎え撃つことはできるのか?ホテル業界の最新動向から「観光立国ニッポンの未来」をも探る、憂国のルポルタージュ。

目次

第1章 「食材」偽装ではなく「ホテル運営」偽装だ
第2章 「劣化」するばかりのホテル・サービス
第3章 日本のホテル・ランキングの「嘘」
第4章 アベノミクスで“第三次ホテル戦争”が勃発
第5章 なぜ外資系ホテルは日本を狙うのか
第6章 二〇二〇年東京五輪と第三次戦争の勝者
第7章 日本の「お・も・て・な・し」は、世界を満足させられるか

著者等紹介

桐山秀樹[キリヤマヒデキ]
ノンフィクション作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。学習院大学法学部卒。雑誌記者を経て、『第二の人生いい処見つけた』(新潮社)でデビュー。ホテル、旅行、航空等、サービス産業を舞台にしたホスピタリティーの研究を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

5
高級ホテルの存在価値と定義を何度も繰り返し述べて、凋落した日本のホテルの再生を願っていることが良く分かった。観光発展途上国日本はおもしろい視点だと思った。また、東日本大震災のコラムも興味深かった。2014/06/08

tak

5
顧客の創造によって、利益が創造される、という主張が重いよね。いつか、5つ星ホテルに泊まってみたいけど、恥ずかしくない『おもてなし』に期待したいね。2014/05/10

Yudai

2
東京オリンピックが決まったばかりの頃に書かれた本です。高級ホテルのビジネスホテル化や、現環境で優れたホテルマンが育たない仕組み等、興味深く読めました。いよいよ来年は五輪。この5年で日本のホテルは変われたのでしょうか?桐山氏は天国でどんな顔をしているかな。2019/02/04

てくてく

2
日本の高級ホテルの展開と贖罪偽装問題にみられるような凋落、東京オリンピックを見据えた今後の課題などについて簡潔にまとめている。サービスを行う人自身が自分の労働環境に満足し向上する意欲が無ければ適切なサービスを受けることは無いなということは認識した。自分が高級ホテルを活用することはまずないだろうが、やはりそれなりのプライドと品質を保ったホテルが日本にあって欲しいとは思った。2014/12/13

RYU

2
ノンフィクション作家著。欧米では、ホテルのレストランは高級というイメージではなく、味とサービスにうるさい顧客は街場のレストランに行く。また日本のホテルのGMには人事権がない。一律10%のサービス料にも疑問を呈し、サービス料の自由化を訴える。2014/09/11

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