大関の消えた夏

電子版価格
¥1,500
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

大関の消えた夏

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569817385
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

横綱昇進を目前に失踪した黒人大関に八百長・ドーピング疑惑が!? 角界のタブーに鋭く切り込んだ傑作ミステリ。

【著者紹介】
小説家

内容説明

初の黒人大関・荒把米はアメフトと独自の稽古で鍛え上げた強靱な身体で、角界に旋風を巻き起こしていた。しかし横綱昇進が確実視された今場所、格下相手にまさかの連敗を喫してしまう。一方に偏った白星と支度部屋の秘密に気づいた荒把米は、場所中にもかかわらず逃亡し、開いた記者会見で爆弾発言をした!二日後、その荒把米が何者かに狙撃される―。「待ったなし」のミステリー。

著者等紹介

須藤靖貴[スドウヤスタカ]
1964年、東京都生まれ。駒澤大学文学部卒。スポーツ誌や健康誌の編集者などを経て、99年に『俺はどしゃぶり』で小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー。スポーツを題材にした作品、学園トラブルシューティング小説などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バトルランナ-

27
あっちゅうまに読めました。図書館の本棚にあったのを見つけて借りてみたのですが、期待以上でした。警察のことを自分でうちの会社にとか妙にリアルだし、よく練られていると思います。四股についての考察も好きだな。中途半端な相撲ファンは楽しめます!5点満点で4.7点。2016/10/22

ren5000

19
黒人大関を巡る角界ミステリーって感じなのかな?実際にあった相撲界の不祥事を盛り込んで描いたのはいいけれど理事長やおかみさんの動機に脱力しました。語り部のソーンの過去話もなんだかな〜唯一許せるのは大関のクレバーさや今後の挑戦かな?2015/08/12

はる

10
大相撲ファンなので、星の売買やパワハラ等、思わず眉をひそめたくなる記述もありましたが、同じ世界に生きる人々ならではの結束・・・同期、師弟、先輩、後輩・・・熱い信頼関係についてはよかったと思いました。結末(犯人も、『大関』のこれからも、壮一郎の問題も・・)は私的にはちょっぴり残念かもですが、『大関』のキャラは魅力的でした。(^_^) 2014/04/17

K

5
大相撲の小説って初めて読んだ。主人公の外国人大関の相撲分析がクレバーで面白い。明るい話とダークな話が半々だった。2014/07/28

キムチ猫屋

4
冒頭からの逃走シーン。なかなか斬新で引き込まれました。強い男はカッコイイですな~。相撲はあんまり見ないんだけど、来場所は見てみようかなー。でも・・・昇進阻止で暗殺なんて、ちょっとヤリ過ぎーーー2017/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7877289
  • ご注意事項