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黄昏の旗―箱庭旅団

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569815312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世界には、物語があふれている――心に沁みる作品から思わず笑いがこぼれるものまで、直木賞作家による短いけれどキラリと光る連作集。

【著者紹介】
作家

内容説明

世界には物語があふれている―直木賞作家が贈る、ちょっと不思議で懐かしい連作短篇集

著者等紹介

朱川湊人[シュカワミナト]
1963年、大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒。出版社勤務を経て、2002年、「フクロウ男」で第41回オール讀物推理小説新人賞を受賞。翌03年、「白い部屋で月の歌を」で第10回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。初の著書となった『都市伝説セピア』が第130回直木賞候補となり、05年、『花まんま』で第133回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishikan

103
箱庭旅団シリーズ第2弾。前作同様月刊文蔵連載の短編を15作品集めたもの。異なる時の異なる世界を「箱庭」に見立て、それを時空を超えて取材する、という構成ですが、今回はその時空を超えた旅という感じは余りしませんでした。まあそれは良いとして、今回は、ゾクゾクしながらもじわっとくる朱川さんらしいホラーや、きらりと光る作品、ノスタルジック満点のもの、長編にしたらいいだろうなぁと思わせるものがいくつもありました。全て紹介すると字数オーバになるのでやめますが、タイトル作「黄昏の旗」は是非中or長編にしてほしいな。2013/12/03

けい

90
箱庭旅団のシリーズになっているんですね。15編の短編からなるショート・ショートに近い形の短編集。朱川ワールド連発の世界観。読んでいる最中に異次元の世界へご案内ー!ってな感じで彷徨って戻ってまいりました。このまま読み続けるとオレンジの旗が見えてきてこちらの世界に戻ってこれなくなるんじゃないか?と不安を感じながら楽しく読了。ふっと現実から逃避したくなったりしたときに、おすすめの一冊。(読了後はちゃんと現実に戻ろうね)2013/11/30

ちはや@灯れ松明の火

76
白い馬に跨って高い壁を飛び越えて、遥かな世界を旅してきた君と出会った箱庭の中。知らない世界が見たくなると屈託なく笑って。黄昏にたなびく旗は心の隙間に忍びこむ罠、掘り出し物物件に留まり生きる家族の痕跡、迷い路を造り出すのは人の心。国道四号を闊歩するゾウ、仲間を弔う謎の生命体、竜の慟哭に重なるバイオリンの調べ、独りは哀しいと思うのは当たり前のこと。君はまた、新しい箱庭へと跳んでいく。大切な誰かと遠い約束を交わして、思い出を描いたスケッチブックを抱えて。旅の途中、時折ふと寂しくなったら、この箱庭を思い出して。 2013/11/25

財布にジャック

72
箱庭旅団がシリーズになったのですね。不思議なことを沢山集めた短編集ですが、今回も前作同様長編にして貰いたいと思う話も多々ありました。朱川さん初めての方にはあっさりと読めてお勧めしやすいのかなぁ。しかし、朱川ファンには物足りないというのが正直なところです。それにしても、朱川さんの本を読んでいると、知らない土地でも知らない時代でもどこか「懐かしい」と感じてしまうのが不思議です。2013/12/05

myunclek

65
もうそろそろママの所へ帰って上げたらって言って上げたくなるんだけど、不思議な物語が終わってしまうのも詰まらないし…。朱川湊人が紡ぐ奇妙な話は、あり得ないと言うより何だかあっても不思議じゃ無いって思えてしまうんだな。そして、怖いんだけど心が温かくなる優しさを感じる事が出来る。これが良いんだよな(o^^o)2015/01/02

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