PHP新書<br> 京大理系教授の伝える技術

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PHP新書
京大理系教授の伝える技術

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569813325
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0295

出版社内容情報

話が通じる/通じない理由を「フレームワーク」で考えると、相手との距離が見えてくる。理系の思考に立ったコミュニケーションの技法。

【著者紹介】
京都大学大学院教授

内容説明

テレビに出ても、学生を相手にしても、うまく伝わらない…オタク火山学者はずっと悩んでいました。そこで「伝える技術」の達人たちの共通点を科学的に分析。たどりついた結論、それは「価値観の橋渡し」。よい人間関係を築きたいなら、価値観は相手に譲って自分が利益を得る同意を取りつけろ―いったいどういうこと?これを受けて本書では「イライラする自分を感じ取る」「翻訳機をつけておく」など、相手と自分のズレをつかむ視点を紹介。「虎の威を借る法」「天の邪鬼法」などノウハウも満載。以心伝心が通用しないこの時代でも、少し意識を変えれば、だれでもコミュニケーションは上達できる!

目次

序章 人間は四つのタイプに分けられる(ポイントは「価値観の橋渡し」;「伝える技術」の達人は何を知っているのか ほか)
第1章 京大教授の「伝える技術」(相手を理解する技術;自分を伝える技術 ほか)
第2章 相手の「価値観」を知る(テレビの生出演で犯した大失敗;「大金」とはいったいいくらなのか? ほか)
第3章 自分を知って相手に合わせる(自分の価値観を押しつけていませんか?;感情がからむと事態は悪化する ほか)
第4章 「伝える技術」の達人になる(表現の「代替案」をたくさん用意しておく;たとえ話とエピソード ほか)

著者等紹介

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年東京都生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学、地球科学、科学コミュニケーション。テレビ、ラジオ、講演会で科学をわかりやすく解説する「科学の伝道師」。日本地質学会論文賞受賞(96年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

35
★★★★★火山学の教授が、専門的な内容をテレビで分かりやすく解説したり、学生たちとの交流を深めるために磨いた、コミュニケーション論。とても分かりやすい。人と話がかみ合わないのは、お互いが持つ基礎知識の量や価値観が異なっているため。人はみな自分の都合のいいように都合のいい情報のみを受け取るようにできているので、自分のやり方をごり押しするのではなく、相手の価値観に合わせて伝えると自分の伝えたいことがうまく伝わるという。相手に合わせるをもっと意識的に行うとともに、自分の引き出しをもっともっと増やしたいと思った。2016/04/15

チャー

19
円滑なコミュニケーションを取るために大切な視点を解説した本。建設的な会話をするために伝える前に意識すると良い視点が多数記されており参考になる。自分が筋道を立てていると思って話しても相手にとってはそうでもないこともあるという指摘はなるほどと思う。多くの人は理解できないことが生じると不安になるという指摘は相手の理解をきちんと確認しながら話を進めることの大切さを再認識。個々の価値観の違いで言葉が伝える意味が違ってくるという指摘はなるほどと思う。自分が用いた言葉の意味を常々確認すればすれ違いを減らすことができる。2022/08/09

魚京童!

11
私は、自分では決められない「安楽指向型」?思い通りにしたい「主導権型」?2014/03/23

にこにこ

5
自分を知って相手に合わせるっていう章が面白かった。大きな目的のためには小さな意地は捨てましょう。それはとてもよくわかる。でも、学生の無礼な態度には怒らなくてもいいけど、暖かく見守るだけでなく、ちゃんと教えてあげてほしいなあ。学生が「これでOK」と思っちゃうんじゃないかなあ。そこはエネルギー節約しちゃダメだと思う。上手に礼儀を尊重する意味を「伝えて」ほしい。2016/05/03

nranjen

4
以前読んだ本を探し著者の本を何冊か図書館で借りてみた。探していたのはこれではなかったが、とても楽しい本だった。伝えるためには、そもそも価値観が異なる他者を考慮し、それにあわせて伝える「橋渡し」を行うべき、変えられる、調節できるものは自分のみ。おちょくっているようで4つのタイプは結構あてはまる。相手の発したイヤな言葉には「翻訳機をつけておく」に爆笑。でも早速使わせてもらおう。のしことば、スローボール、負けカード、虎の威を借りる、先手必勝など実用的技が盛りだくさん。笑わせてもらえて非常に役立つオススメできる本2017/09/25

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