出版社内容情報
ライバルは追うな、価格は下げるな、戦略策定は完璧にするな。日本IBMで数多くの戦略立案・実施に携わった著者が明かす戦略プロフェッショナルの心得。
【著者紹介】
元日本IBMマーケティング・マネジャー
内容説明
自分の仕事を「見える化」し、結果を出して、自分で評価し、かつ自分で説明できること。日々の業務に仮説検証プロセスを取り入れ、現場やチームメンバーと共有するかたちで仕事を進める。できあがった資料は組織の改善活動にそのまま活かされる。人、組織を巻き込み、成果を上げる戦略を紹介。
目次
第1章 顧客を理解する力
第2章 市場と顧客を洞察する力
第3章 現場を動かす戦略を構築する力
第4章 戦略を実践する力
第5章 戦略を検証し、改善する力
第6章 自分の「戦略力」を育てる
著者等紹介
永井孝尚[ナガイタカヒサ]
多摩大学大学院客員教授、オフィス永井株式会社代表。1984年に慶應義塾大学工学部を卒業。同年、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。IBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模案件を獲得。その後、製品開発マネージャーとしてお客様をサポート。1998年よりマーケティングマネージャーに転じて、CRMソリューションのマーケティング戦略策定・実施を担当。日本市場シェア1位と市場認知度1位獲得に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フジマコ
26
永井さんの戦略論は、楠木建さんの戦略論とは少し切り口が違うので、どちらもすごく僕的には勉強になるというか、うなずきながら読めます。 顧客は、神様ではなく大切な人であり、絶対に正しいわけではなく、間違えることもあり、すべての要望にこたえようとするのではなく、気づいていない要望にこたえる努力をし、「当たり前」と言われるのではなく、「すごい」と言われることを目指し、値段で勝負するのではなく、価値で勝負する…そうならなあかんのです。非常に頭を上下に振ります。現場の責任者にも読んでほしい本です。2014/03/14
はち
6
@65 さらっと戦略の考え方を述べつつ、軽い有名事例と著者の体験をまぶした内容。 現場に腹おちさせないと戦略は紙くず、数字作りに走らせないKPIの設定などいくつか参考になるものもあったが…まぁ新書だしこんなものかな。2014/01/28
mami
3
自分には無縁…というか、興味がなかった「戦略」。戦略は実行され、成果を上げて、初めて価値を生み出す。 自分の仕事を「見える化」し、結果を出して、自分で評価し、かつ自分で説明できること。 「戦略力」は、継続すれば必ず身につけることができる。そしてそれは、どんな仕事にも必ず役に立つ。2021/01/28
Mishina Takayuki
2
2回目読了。100円のコーラを…の作者。作者の著作をまとめたような本です。コンパクトですが目新しさはありません。2016/04/19
o_katu
2
一般的な方法論を著者の経験を事例に、本来あるべき戦略の思考と実行とはを再構築している。 随所にうなずく、メモるところがあり、携帯してしばらく読み返したい。 特に六章が、重要にかんじる2014/01/10