PHPビジネス新書<br> 100年の価値をデザインする―「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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PHPビジネス新書
100年の価値をデザインする―「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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  • サイズ 新書判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569809526
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C1234

出版社内容情報

日本のセンスは世界に通用する! 世界的工業デザイナーが、日本的なクリエイティビティを発揮し、世界で勝負するための条件を説く。

内容説明

フェラーリやマセラティをデザインし、近年は家具や食器、そして新幹線のデザインまでを手がける、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏。氏は自身が活用できた理由を、「日本人としてのセンスがあったから」だと断言する。では、その日本人のセンスとはどんなもので、それを引き出すためにはどうすればいいのか。それを説くのが本書。個人が世界で活躍するために、そして日本のものづくり復活のために、数多くの示唆を与えてくれる一冊。

目次

第1章 世界で通用した「日本人としてのセンス」―僕はなぜフェラーリのデザイナーになれたのか?
第2章 「言葉の力」を発揮する―団体力のイタリア人、個人力の日本人
第3章 日本のものづくりの「殻」を破る
第4章 「ものづくり」の仕組みが変わった!―第二次産業革命時代にどう対応するか?
第5章 「本当に好きなもの」を作り、売る―プレミアム・コモディティを目指せ!
第6章 これからの一〇〇年をデザインする―新しい社会システムを作り上げる
終章 クリエイティブであり続けるために

著者等紹介

奥山清行[オクヤマキヨユキ]
工業デザイナー/KEN OKUYAMA DESIGN代表。1959年山形市生まれ。ゼネラルモーターズ社(米)、チーフデザイナー、ポルシェ社(独)シニアデザイナー、ピニンファリーナ社(伊)デザインディレクター、アートセンターカレッジオブデザイン(米)工業デザイン学部長を歴任。フェラーリ・エンツォ、マセラティ・クアトロポルテなどの自動車やドゥカティなどのオートバイ、鉄道、船舶、建築、ロボット、テーマパーク等数多くのデザインを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pure

28
山形出張繋がりで手にした本。良書でした。単なるデザインという話を越えて、文化論になっています。偉そうに言えば、クリエイティブな力のある人にはとても参考になると思います。駆け出しの若者には少し深すぎる話で、本質を理解しづらいかも。ワンツの物については、製作者の解説って欲しいですね。趣味の物には開発秘話とか開発ストーリーって良くあります。カメラとか手品にはあるのです。ニーズとワンツの中間にある車についても開発側の解説が欲しいよねと、ついこの間車のセールスマンと話してきたところで、本書の話に共感しました。2016/08/03

Thinking_sketch_book

18
★★★★★ 日本人は個人能力が劣るものの団体力があると言われてきたが、これまでの経験から、本当にそうなのか?という疑問を持っていた。この本はそれを払拭してくれた本です。日本人は議論が出来ないと思う。日本人のホワイトカラーの生産性は非常に低い。議論し、集団の知恵や発想を行かせる社会を作りたい。2013/12/15

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

9
▼2013年に出版された本。GM、ピニンファリーナで自動車をデザインした経験や、日本で、社会全体をデザインしていくことを目指して起業した考えなどについて述べられている。▲文全体から相当に自信をお持ちだという事が伝わってきた。▼漲る自信の裏に油断があったのではないだろうか。「自らデザインのフェラーリ「エンツォ」で88キロ速度超過、奥山清行被告に有罪判決」というニュースが2023年2月に出た。人生、順風満帆と思っていても慎重さを欠いてはならないという事を思い知らされる。2024/02/01

9
表面的な捉え方では欧米かぶれな日本人が日本批判とも受け取ることができる内容ではあるが、もっと根本的なところで5年後、10年後の世界がどうなっているかを考え、どうすればよいかを考えるためのヒントが満載。自分自身の問題提起となり考えさせられる本でした。2017/05/29

taro335

7
まさに目から鱗の連続。マイクロマネージメント礼賛(マクロマネージメントのほうがいいに決まっていると思ってました…)や、日本人は個の力が素晴らしいが、団体になるとどうしようもないことなど、言われると思い当たることばかり。もちろん、ピニンファリーナでの逸話も面白い。ものづくりに関わる日本人全般におすすめできます。2013/09/03

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