内容説明
ボルボロス街道を南下したグイン一行は、得体の知れぬたたずまいを見せるコングラス城の門をくぐった。城主のコングラス伯爵から最上級のもてなしを受け、久しぶりにやすらぎの夜を過ごすグインたち。その夜グインは、城主から、失われた記憶をとりもどしてさしあげようとの申し出を受けるが断る。翌日、城を辞し、ふたたび隠密行動を開始したグイン一行が、タルドの宿にひそんでいるところに見知らぬ傭兵がたずねてきた。
著者等紹介
栗本薫［クリモトカオル］
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。７７年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。７８年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、ＳＦ、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、２００５年に１００巻を達成し、早川書房より継続刊行中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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starbro
161
★超大作（公式表現：未曾有の大河ロマン）『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト（ギネスに挑戦！） https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝109巻（135/180）、漸く3/4まで来ました。本巻は、「豹頭王グインと吟遊詩人マリウス一座」大当たりの巻でした🐆 続いて正伝110巻へ2022/10/10
nonたん
27
ウヒャヒャヒャ！グイン様ノリノリ〜～。半分の本気ってなんやねん！ヘンなのが混じってきたけど、ノリノリグインは平気だぜぃ。スーティが赤ん坊離れな活躍だ！並の子ではない！この巻で唯一問題があるとすれば…それは…リギアさんの挿絵が無い事だ！！！2013/07/16
きらら＠SR道東民
23
大いにネタバレバレな表紙から、これが作者の挑戦ねと思う所。長～いシリーズの中、これほど作者が遊んで楽しんでいるのもアリかと。それにしてもいつからリギアさん、時代劇のおかみさん口調になっちまったのかねえ～（うつった！）次巻（１１０巻）は、この表紙、リギアさん？nonたんの喜びそうな華麗なリギアさんだわ♪2015/03/02
瀧ながれ
19
グインは、頭部といい体格といい、フードやマントで隠しきれる存在ではないので、逆にぜんぶ出して、「そっくりさんでーす」ってやるのはいい手ですね。「ケイロニア王」という立場ではもう、他国の下町とか庶民の生活を体験するのは難しいので、グインを活躍させながら、これまであまり描かれてないクムを舞台にするには、作品としてもおもしろい方法だなあと思います。マリウスにとっては歌って稼ぐのは本領だし生き生きするのは当然ですが、顔を隠さずに振る舞えるグインの開放感が、こちらも嬉しく思いました。謎の傭兵スイランが加入。2016/07/09
きーみん
19
マリウスめちゃめちゃ生き生きしちゃってる！煽られてるような楽しそうな気持ちにつられてウキウキ♪でもスーたんの可愛さには負けてるね！P301の挿し絵♪きゃあ〜♪私もスーたんの雄姿を見たい〜！2011/06/19
