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ドラッカーとオーケストラの組織論

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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569809496
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0230

出版社内容情報

なぜオーケストラは理想の組織なのか? ドラッカーの言葉と演奏会やリハーサルの豊富なエピソードをもとにオーケストラの魅力を紹介。

【著者紹介】
財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 特命

内容説明

マネジメントの父と呼ばれるウィーン生まれのピーター・ドラッカー(1909~2005)は、オーケストラに“未来の組織”を見ていた。なぜドラッカーはオーケストラという組織に注目したのか?さまざまな楽器を受け持つプロの演奏家集団が、指揮者のもとで高度にマネジメントされた組織になったとき、一人の巨匠演奏家の限界をはるかに超えた音楽を作り出すことができる。そのことをドラッカーは理解していた。指揮者の役割、リハーサルの舞台裏、各地のオーケストラの歴史や新しい試みなどからマネジメントの本質が浮かび上がる意欲的な論考。

目次

ドラッカーの言葉とオーケストラ
オーケストラ組織論(プロフェッショナルとしての演奏家;リーダーとしての指揮者)
ドラッカーの見た都市とオーケストラ
マネジメント
「未来の組織モデル」としてのオーケストラ

著者等紹介

山岸淳子[ヤマギシジュンコ]
長野県伊那市生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業後、財団法人日本フィルハーモニー交響楽団入団。広報宣伝部長、企画制作部長等を経て、現在特命担当。楽団ではアレクサンドル・ラザレフの首席指揮者就任およびピエタリ・インキネンの初招聘と首席客演指揮者就任、五〇周年記念コンサート公演制作、ボランティアやインターン制度の発案導入などを担当する。在勤中に慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻(アート・マネジメント分野)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

13
組織の未来像としてのオケ。文化に対して貧弱な意識の日本(特に大阪)。2023/08/13

手押し戦車

12
経営者は投入した資源の総計を超える成果を達成しするオーケストラの指揮者である。指揮者の力、ビジョン、リーダーシップにより単に音を出す楽器を人の強みを発揮させ音楽を生み出す。指揮者は作曲家の楽譜を手にする翻訳家である。経営者は、指揮者であり作曲家である。譜面以上に良い音を奏でる為に、様々な楽器を演奏するプロの演奏家集団が指揮者のもとで高度にマネジメントされた組織になった時、大きな音楽を作り出せる。指揮者と演奏家は互いに専門性を発揮して、一期一会の演奏会を作り出していく。2015/01/04

わいほす(noririn_papa)

5
もしオーケストラの女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら、こういうすごい本ができてしまった?著者は日フィルの特命担当なる企画から宣伝、講演と何でもこなす人で、先般、ちょっとした交流でお世話になった縁もあって書店で手に取り読んでみた。いかんせん私自身が虚業志向でビジネス本に並ぶドラッカー関連の書籍をまったく読んでいないので、ドラッカーの思想について深くはわからない。ただ、ドラッカーのマネジメント論を引用しながらプロフェッショナルな演奏家の役割、(コメントに続く)2017/04/27

おしげ

3
微妙2014/12/03

あんさん

2
「音楽体験によって「人々がみずからを変革すること」。さらには、このような音楽体験をもつ人々によって「コミュニティや社会に変革をもたらすこと」。これがオーケストラの目的であると、ドラッカーは教えてくれている。」一人一人役割は違ってもリーダーのもとに協力しあうプロフェッショナル組織が想像できた。2020/03/20

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