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出版社内容情報
中国奥地から偏西風で日本にやって来る黄砂にカビや細菌が乗っていた! 敦煌と能登半島と立山での調査が解き明かす新事実!
【著者紹介】
名古屋大学名誉教授
内容説明
中国奥地から飛来してくる黄砂が、大気汚染の原因となる化学物質をもたらすと言われてきたが、カビや細菌も運んでくることがわかってきた。数千キロメートル彼方から偏西風で運ばれる黄砂は、水分とミネラルを含み、長距離を移動する微生物にとっては、格好の乗り物だったのである。敦煌の上空と日本の上空、3000メートルを越える北アルプスの山々で、黄砂と一緒に運ばれる微生物たちの研究が、いま始まった。
目次
第1章 地球の大気とエアロゾル
第2章 いまどきの黄砂研究
第3章 くっついていた二つの粒子
第4章 北極圏、チベット、タクラマカン砂漠へ
第5章 空飛ぶ微生物探査、能登半島
第6章 見えないものへの恐怖
第7章 空飛ぶ納豆菌
第8章 バチルスという名の菌
著者等紹介
岩坂泰信[イワサカヤスノブ]
1941年富山県生まれ。東京大学大学院博士課程修了(地球物理学専攻)。名古屋大学水圏科学研究所助教授などを経て同大学大学院環境学研究科教授。2004年に金沢大学自然計測応用研究センター教授に転出。同大学フロンティアサイエンス機構特任教授をへて、2012年より滋賀県立大学理事。名古屋大学名誉教授。日本エアロゾル学会会長(2000‐2004年)、アジアエアロゾル研究評議会会長(2003‐2005年)、2010年日本気象学会藤原賞受賞。文部科学省南極地域観測統合推進本部委員、環境省黄砂問題検討会座長等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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