出版社内容情報
地球は、監視されている――。最終シークエンスが発動!? 拉致された異星人!? 解き明かされる銀河系の歴史!? 感動のSF長編小説。
内容説明
最終シークエンスが発動!?UFOカルト集団に拉致された地球外知的生命体!?地球は監視されている。
著者等紹介
山本弘[ヤマモトヒロシ]
作家。「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。78年「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。87年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年発表の『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞候補に。06年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がるほか、10年の『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞(日本長編部門)を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
39
山本弘さんのUFOへの愛がいっぱいに詰まった一冊です。しかしUFOを信じている大半の人や研究家たちをこき下ろす筆に力がこもりすぎている気がするのはワタクシだけでしょうか?小学生の男子達を少年探偵団に使っているのですが、リアル過ぎて話のテンポがもっさりしているように感じました。過ぎたるは・・・でしょうかねぇ?2013/02/02
Bugsy Malone
38
ヤラセUFO番組ディレクターとそのスタッフ、女性UFO研究家、宇宙飛行士を夢見る小学生とその友達、そしてインチキ教団教祖たちの異星人とのファーストコンタクトを巡る物語。映画「ET」の様なジュブナイル的な展開の中、実際の様々なUFO事件に対する検証なども盛り込まれている。ただそれだけでは終わらないのが山本弘さん。独特の異星人観、壮大な宇宙史に痺れさせられました。2015/07/01
イーダ
25
山本弘らしく、少々ウンチクが多いところもあるが、話そのものは非常に面白かったです。宇宙人、新興宗教、冒険活劇。色々なものがてんこ盛りになっています。 作中、「女の子を食べる」という表現が出てきますが、その意味になるほどと思わされました。2014/11/23
むつぞー
21
面白かった~。もっとトンデモな話になるかと思ったら、結構ストレートに異星人との出会いと奪還劇です。 UFOに関するいろいろなネタ&設定の細かさがあって、それだけでも面白く読めるのではないでしょうか。 UFO=救世主と見る意識がある点についても、すごく思い当たる部分もあるので、異星人とのコンタクト、異文化というものについてのアレコレは、なかなか考えさせられるものになっていたと思います。 この後がどうなるか、後日談的な所も少しでよいのであると嬉しかったのだけど…それは、各自が考えることかもしれませんね。2013/01/18
kitten
18
図書館のおススメ本。といっても、一度は読んでるはずだから、再読になる。異星人とのファーストコンタクト、というテーマなんだけど、本当に実現したらすごく感動するんだろうなぁ。千里が号泣するのもわかるわ。UFOマニアの夢だと思う。でも、全体としてなぜか下ネタがあったり、変にマニアックな話に脱線したりして、ちょっと読みにくかった。まだ、スマホが普及する前の話なんだなぁ。2022/08/03