出版社内容情報
悪ノ新シリ-ズ! 楽曲『ヴェノマニア公の狂気』を元に色欲の悪魔と契約したアスモンディンの貴族・サテリジアス=ヴェノマニアを描く。
内容説明
エヴィリオス歴136年。ベルゼニア帝国の北部に位置するアスモディン地方で、女性の失踪が相次いだ。それは民にとどまらず、いつしか貴族、そして皇族の女性まで姿を消し始めた―。
著者等紹介
悪ノP(mothy)[アクノピーモッチー]
2008年2月に鏡音リン楽曲『10分の恋』でボカロPデビュー。2010年8月に処女作となる小説『悪ノ娘 黄のクロアテュール』を執筆。楽曲の語られざる物語を制作者自らが描いたことにより話題となった。現在も楽曲、小説、漫画原作などマルチな活躍を見せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひー坊
20
どの子(VOCALOID)が誰役なのか、もはやさっぱりだけど、曲の雰囲気は伝わった。でも曲を聞けば充分。それ以上に何かあるわけでもなく、補完になるほどの内容は感じられない。2022/05/21
かい
8
曲のほうではヴェノマニア公に良いイメージを持たなかったけど、なんかこの本を読んでからはヴェノマニア公が可愛そうになってきた・・・。 愛情が欲しかった、っていうのは分かるんだけど、でもやっぱり女の人を誘拐するのはダメだと思うんだなあ。 「Ma」って、「おかあちゃん」って意味じゃなかったっけ? 次の悪食娘コンチータも楽しみだぁー(*^^)v2012/12/25
木佐
7
ボカロ同名曲のノベライズ。楽曲で描かれていたものはほぼそのままだったかと。ただシリーズ間の繋がりとかはこの本を読んだ方がわかりやすいのかもと思いました。リンクされると気になるのでちょっと困ります。2013/04/27
峰山烽火
6
楽曲では描かれなかったキャラクターたちの心情が描写されていてとてもよかった。ストーリー展開が巧みで、五人の方々によるイラストも美麗。ノベライズの類いは「原作がよかったから読んでみようかな」くらいの気持ちで読むことが多いのだが、なるほど悪ノP氏が支持されている理由がよくわかる。これを読んだあとでは曲の印象が変わるかもしれない。その変化を好ましく思うかどうかは読者次第だが、改めて原曲をじっくりと聴きたくなった。一連の続刊も探してみよう。ところでネルネル=ネルネとは欲音ルコなのだろうか?2014/10/12
グーミリア
6
ヴェノマニア公。 とても哀れな人。 結局何も手に入れられなかった。2014/07/01