出版社内容情報
知れば知るほどミステリアスな人体のはなし。身近な疑問を入り口に、人体のふしぎ・奥深さがわかる一冊。ベストセラーシリーズ最新刊!
内容説明
我慢したオナラはどうなる?血管は日本列島の二倍も長い!?鼻の孔はどうして二つある?男女をわける遺伝子のスイッチ。人体は最大のミステリー。
目次
1 人体はふしぎに満ちている(とても器用なノド―呼吸する、食べる、声を出す;「もぐもぐ」と哺乳類の進化;胃の容量はどれくらい? ほか)
2 面白くて眠れなくなる人体(医学とギリシャ神話の意外な関係;黒い瞳と青い瞳では見えている色が違う?;長時間携帯を見ると視界がぼやけるしくみ ほか)
3 人体は小宇宙(精巣と月経のはなし;男女の性別はどうやって決まる?;最も進化した内臓―腎臓 ほか)
著者等紹介
坂井建雄[サカイタツオ]
順天堂大学医学部教授。1953年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部解剖学教室助手、助教授を経て1990年より現職。おもな研究は、人体解剖学、腎臓と血管・間質の細胞生物学、解剖学史・医学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kazu@十五夜読書会
66
面白くて眠れなくなるシリーズ、人体の奥深さを知る小宇宙の旅案内の本。東大卒の解剖学の先生が人体のミステリーをやさしく・わかりやすく解説しています。《長時間携帯を見ると視界がぼやける》目のピントを合わせる筋肉の緊張継続⇒眼精疲労、目が疲れたサイン休息を取って目を休ませる。《揺れる電車で本が読める…》眼球を動かす六つの筋肉で体や頭が動いても視線を一定に保って画像が動かないように「手振れ防止機能」が働いている。「五十肩」の正体、肩関節の筋肉から出てる腱の加齢による弱さで傷が付き炎症痛み、防止策も…⇒2013/05/20
えっくん
36
★★★★☆まさに人体は小宇宙というべき神秘に満ちた世界でした。浸透圧の機能を利用したリンパ管や腎臓の働きも進化の過程で取り込んだものでしょうが、物理化学の法則が体内に生かされていることにも驚きです。男性ホルモンだけが男女の性別に左右されること、耳の中の空気のある鼓室で適切な音量に調整し伝達していること、関節などを取り巻く筋肉で手足や腕、肩などの複雑な動きを実現していること…などなど、それぞれの器官が無駄なく洗練された存在であることに、人知を超えた不思議さを感じずにはいられません。2020/11/01
ユウユウ
32
こういう本って途中ですが飽きてしまうことが多いのですが、そうならずに読めました。寝る前にパラパラ読んでいたので、面白い!と思ったこともたくさんあったけど、思い出せないのが悔しい。2019/04/20
いちりんご
19
図書館本。人間の体にまつわる雑学、不思議について書かれている。看護学生の頃、この本と出会っていたらもう少し解剖生理学を楽しく学べたのかな?って思う(笑) 広く浅く書かれているので、人体について興味を持つきっかけになる1冊!2019/10/07
ワダマコト
18
これは眠れなくなる・・・のタイトルが売れちゃったから、シリーズ化してるんだろうけど、眠れなくなるほどではないんだよなぁ。ちょこちょこっとした知識は入るので、浅く深くっていう感じの本。ちなみに面白くて眠れなくなる本っていうのは、専門性が高いのに平易な内容っていうのが僕の考え。2014/11/05