虹とノストラダムス

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569808192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あの頃、僕らは「ノストラダムス」に絡め取られていた……。心のどこかにあの大予言を意識して生きてきた青年たちの半生を描く青春物語。

内容説明

初めてノストラダムスの予言を知った四人の高校生。それぞれの受け止め方は違うが、自分と関係ないと思っていた「死」へと想いを馳せるきっかけとなる。滅亡することが決まっている世界で、残された時間をどう生きればいいのか。途方に暮れる一方で、波乱含みの日常は続く。やがて大人になった四人は、ゆるやかにつながりながら、それぞれの人生を歩んでゆく―出会いと別れ、夢と挫折、そして孤独。「生きること」に真摯に向き合った、胸を揺さぶる物語。

著者等紹介

太田忠司[オオタタダシ]
1959年、愛知県生まれ。81年、「星新一ショートショート・コンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら執筆を続け、90年、『僕の殺人』で専業作家としての活動を始める。2004年、『黄金蝶ひとり』で、うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

24
主人公は真面目でごく平均的な男性。高校生の時に「ノストラダムスの大予言」の本がブームになり、終末を意識し、しかしその後サラリーマンになり家庭を持ち、その時々に同級生との交流があり、最後は未来を暗示して終わる。あの時代を知っている私には重なる部分もある。人生のうち何度か分疑点に立つ時期が誰にでも訪れると思うが、ノストラダムスにそれほど影響を受けるかなぁ、と言うのが正直な気持ち。私には、どんなメッセージが込められているのか今ひとつ見えてこない。 2013/09/30

ほたて

23
ノストラダムスの予言を知った高校生、世界のリミットを知り、どう生きるか、そして死とは何か模索する。1999年以前の人って、ほんとに世界が滅びると思っていたっけ?予言ブーム(?)にあまり影響を受けなかった世代だからか、占いとかをあんまり気にしない方だからか、予言を無邪気に信じる高校生に共感できなかった(>_<)最後の一文、私も動揺しました。2012/12/25

椎奈

14
《2013.0813図書館本》1999年7月人類は滅亡するという「ノストラダムスの予言」を知った高校生・上岡史生を中心に進む物語。彼は虹を“そのとき”が来たらその橋を渡るものだと感じていた。どのように人生の最後を迎えるか、という問いかけがある。私はどう考えるのだろうか…きっといつ人生の幕が閉じてもいいように後悔しない生き方を選ぶだろう。『何があっても、人間は、いや、僕らは生きつづけるさ』その予言を信じるか否かで人生が変わるかもしれない。だがこの言葉のように、自分の信じる道を強く生きつづけていきたいと思った2013/08/14

ren5000

14
「ノストラダムスの大予言」なつかしいなぁ。この本の登場人物より年齢は下だけど当時この本を読んで動揺したのを思い出しました。しかし、最後の一文に「えっ」って声が出てしまった。2012/12/26

Norico

13
ノストラダムスって一時期すごい流行ったなぁ。1999年に地球が滅んじゃう、と本気で信じた人たちのお話し。平凡で堅実な生活を選んだ主人公だけど、ラストに怖くなります2014/02/18

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