PHP新書<br> 利権の復活―「国民のため」という詐術

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PHP新書
利権の復活―「国民のため」という詐術

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569807034
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

政治家が「官僚のレトリック」を模倣しはじめた――原発再稼動、TPP、アベノミクス……「国民のため」の裏に潜む利権の構造を暴く。

【著者紹介】
元経済産業省官僚

内容説明

使われるメディア、騙される国民。安倍人気の背後で官僚・族議員が焼け太る。私たちの不安を煽り、進んで利権の片棒を担がせる催眠手法。橋下徹氏のレトリックも分析。

目次

プロローグ つくられた「改革派」イメージ
第1章 官僚からレトリックを学ぶ政治家たち
第2章 原発問題―「世界一厳しい安全基準です」
第3章 TPP―「聖域なき関税撤廃が前提ではない」
第4章 アベノミクス―「年収は一五〇万円増えます」
第5章 憲法改正―「国民の大多数が賛成している」
第6章 外交問題―「自衛隊を国防軍にすれば国は守れる」
第7章 レトリックに溺れた橋下徹
エピローグ 汚染水対策はだれのためか?

著者等紹介

古賀茂明[コガシゲアキ]
1955年長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。大臣官房会計課法令審査委員、産業組織課長、OECDプリンシパル・アドミニストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、10年秋に公務員改革の後退を批判、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。そのためか退職勧奨を受け、同年9月に辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

18
利権の復活。古賀茂明先生の著書。安倍自民党政権の長期化の裏で、国会議員や官僚、その関係者たちが利権拡大を目指してる動いていることがわかりました。国民の幸福のために働くのが国会議員や官僚の唯一最大の責務のはず。利権の追及やお金儲けのことしか頭にないのなら、国会議員や官僚を辞めて欲しい。2018/08/09

しゅうと

13
再読。2021/05/09

ANUNYAPHUM

9
安倍政権およびアベノミクス、TPP、原発問題、汚染水、橋本知事、憲法改正等をテーマに、「国民は実はこんなふうに騙されている」という詐術の手の内を著者が明かす。 この本のベースにはきっと膨大なデーターがあるに違いなく、多くの国民にこそ読んでもらいたいはずなのに、ここでも取り上げられていないのは怖いものを感じる。 無知でしたでは済まされないと思うけど。2014/01/04

さとむ

6
今のニュースの裏側がよくわかった。政治家や官僚のデタラメは今に始まったことではないんだけども、原発政策だけは私心を捨てて取り組まなければならない。古賀さんが辞職せざるを得ない状況、テレビ出演にも圧力がかかる現状はどう考えてもおかしい。自分と同世代(団塊ジュニア)の官僚はどう考え、どう行動してるのか。組織の制約があるのか、ないのか。そのあたりを知りたくなった。2013/10/30

タマネギしゅー

4
著者は現在もっとも信頼できるオピニオンリーダーだと思う。著者の本を読むと、いつも政財官の癒着に対する義憤にかられ、このようなことが許されるはずがない!と思うが、実体は何も改善されない。著者も最後に書いていたが、我々が迷える子羊のごとく、なんとなく訳も分からず大勢についていくととんでもないことになる。原発処理も外交も待ったなし。2014/04/06

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