出版社内容情報
日本は中国にいかに対峙してきたか? 今後どのように付き合うすべきか? 歴史的考察を踏まえた国際政治学者からの提言。
【著者紹介】
国際政治学者
内容説明
いま、アジアを舞台に新たな冷戦が始まろうとしている。冷戦の次の主役は中国。アメリカが世界唯一の超大国だった時代は終わりを告げたのである。露骨な膨張政策をとる中国をいかに封じ込めりか?2012年7月に露首相が国後島へ再上陸し、8月に韓国大統領が竹島に不法上陸、同月香港の活動家は尖閣諸島に強行上陸した―これら一連の出来事の背後にある大きな構図に目を向けよ。「人権・民主化」という大義の旗を明確に掲げよ。大中華圏なるものは、22世紀になっても現出しないのである。
目次
第1章 米中新冷戦時代の幕開け(新たな冷戦が始まった;二〇一〇年を忘れるな ほか)
第2章 中国の意識はいまだに「宗主国」(宗主国と属国の関係;北朝鮮問題は「中国共産党」の問題である ほか)
第3章 日本「奪取」をはかる中国の対日戦略(着々と進行する日本国の「奪取」;日本国債の大量売買 ほか)
第4章 間違いだらけの中国観(中国共産党を救い続けた日本;対中外交の異常な配慮 ほか)
第5章 日中冷戦をどう生き抜くか―大義の旗を掲げよ(「偽装」と「欺瞞」の高速鉄道事故;封じられた批判の声 ほか)
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。2012年退官して京都大学名誉教授。国際政治学、国際関係史、文明史。1997年『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で毎日出版文化賞・山本七平賞を受賞。2002年正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
Mitz
夢仙人
epitaph3
乱読家 護る会支持!