出版社内容情報
「六然訓」の六つの言葉を軸に、中村天風の人物像と思考と行動を考察する。天風思想を日常生活の心身の健康に活かす心構えも説く。
【著者紹介】
電気通信大学学長顧問
内容説明
中村天風(一八七六~一九六八)にかつて師事したシステム工学の専門家による天風哲学解読の試み。「六然訓」は天風哲学を創建する転機になったといわれる中国の古典。その言葉をもとに、中村天風の人物像と思考と行動を考察していく。心の潜在意識にまで伝達され、意識内容をも書き換えることのできる持続可能な「意志の力」としてのヴィジョンを、国家や個人はいかにして持つことができるのか?生活や国のかたちを改革する未来へのシナリオとは?天風思想を日常生活の心身の調和に活かす心構えも説く。
目次
序章 ヴィジョン―持続的「心の活性化」
第1章 超然任天―天空からのシナリオを読み解く
第2章 悠然楽道―「自己の哲学」を探究すれば「王道」が彷彿と現れる
第3章 厳然自粛―自己の「潜勢力」を認識する
第4章 藹然接人―他人や事物に寄り添う心の想い
第5章 毅然持節―心に「信念の領土」を築く
第6章 泰然處難―「国家のヴィジョン」の基本
著者等紹介
合田周平[アイダシュウヘイ]
1932年台北市生まれ。電気通信大学を経て、カリフォルニア州立大学大学院(バークレー)にて工学修士、東京大学にて工学博士。TDKをはじめ、米国、イタリア、英国の研究所、大学などに勤務。米国パターン認識学会賞、毎日出版文化賞などを受賞。叙勲イタリア共和国功労勲章。現在、電気通信大学学長顧問・名誉教授、日伊音楽協会理事、社団法人未踏科学技術協会理事などを兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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