出版社内容情報
マンション管理組合の高慢な理事長に一泡吹かすべく立ち上がった男たち。奇想天外なその作戦の顛末は……。わくわく度満点の長編小説。
【著者紹介】
コラムニスト、作家
内容説明
下町のマンションはドタバタ遊園地。お笑い作家、初陣の長編小説。
著者等紹介
畠山健二[ハタケヤマケンジ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学中退。作・演出をした漫才が「第34回NHK漫才コンクール最優秀賞」「国立演芸場金賞」などを受賞。演芸の台本執筆や演出、週刊誌のコラム連載、ものかき塾での講師まで精力的に活動する。日本文芸家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
utinopoti27
120
バナナで滑って転ぶ、ペンキ塗りたてのベンチに座ってしまう、そんな古めかしいギャグで笑えといわれても、ねえ。管理会社と結託して私腹を肥やすマンション管理組合の理事長を懲らしめる計画を練る飲み仲間たち。まんまとハニートラップに嵌められて逃げ場を失った理事長は、妻を人質にして集会所に立てこもるのですが・・。一言で言えば、とにかく陳腐。展開はご都合主義、キャラは見事なステレオタイプ。突っ込む気力も失せるバカバカしさは、かえって清々しさを覚えるほど。ここはひとまず、この作品を出版に踏み切った勇気を称えるべきかと。2018/06/15
はる
29
コミカルなミステリーで読んでて面白かった。 俊介みたいに人生を楽しく生きていたいなあ。彼の仲間たちも良い。2022/01/30
R
27
現代落語みたいなお話でした。長屋ではなく、マンションに住む住人たちが、暇に明かしてくだらない事件に首を突っ込んでいくというお話で、ドラマで見たら面白いかもと思っていたら、ソープ嬢との生々しい非日常を求める男性の悲哀なんかが出てきて無理だなと感じました。遊びという言葉で、楽しそうなおっさん達を描いているのでありますが、なんとなし、それは遊びで済まないんじゃないかと思うようなことになって、すっきり楽しかったとはいえない気分になりましたが、面白い物語でした。2016/12/21
kanki
21
マンション内ドタバタ劇。くだらなさに笑っちゃう。いたずら心で人生を楽しんじゃえ♪2021/09/08
ゆき
14
マンションの管理会社と理事長の不正を暴くパパとも3人組。痛快とまではいかなくてもコメディータッチで軽く面白かった。その反面悪役の方は男の哀愁というか苦悩書かれていて、特に理事長の高倉の人生は決していい人ではないが、若干同情する。その悲惨すぎる人生が不正を暴いても気分爽快とまでにはならなかったところかもしれない。しかし、それぞれに色んな物を抱えて生きていると思わせてくれ、その上であえて人生楽しみたいと思わせてくれる点では良かった。最後にもう一人の理事「佐々木」彼は謎だ・・・2012/06/25
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