出版社内容情報
あの薬は、ほんとうに効いているのか?医薬品やサプリメントのしくみや成り立ちを通して、心と脳、身体の健康を科学する。薬の正体。
【著者紹介】
東京大学大学院教授、分子生物学者
内容説明
「日本人は世界一、薬が好きな国民」―家庭薬から抗生物質、サプリメントから漢方薬まで、あらゆる薬品が店先に並んでいる。いつまでも元気で若々しく生きたいと思うのは人情。だからといって何も知らずに薬を飲んで大丈夫?「風邪薬が認知症予防に効果的?」「ビタミンAやEをサプリで摂ると寿命が縮まる?」「ホルモン療法は自殺を招く?」。効能と副作用は表と裏なのだ。そして年を重ねるほどに怖いアルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病。これらの治療薬のしくみと最新事情を知り、老いのリスクに備えよう。
目次
序章 サプリメントはほんとうに効いているのか
第1章 心の病に効く薬―うつと統合失調症
第2章 認知症になりやすい人、なりにくい人
第3章 脳の老いに効く薬―血管障害とアルツハイマー病
第4章 認知症は予防できる?
第5章 パーキンソン病と老化現象
第6章 元気になる薬―疲労回復とアンチエイジング
第7章 薬はどのようにつくられるのか
著者等紹介
石浦章一[イシウラショウイチ]
1950年石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所を経て、同大学院総合文化研究科教授。理学博士。専門は神経生化学、分子認知科学。アルツハイマー病をはじめとする神経難病の発症機構の解明と治療開発や、意欲にかかわるドーパミン関連遺伝子の研究を通じて、人間の知能や性格、感情の分子レベルの解明をめざす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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