PHP新書<br> 老いを遅らせる薬―脳と心にここまで効いている

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老いを遅らせる薬―脳と心にここまで効いている

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569799667
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報

あの薬は、ほんとうに効いているのか?医薬品やサプリメントのしくみや成り立ちを通して、心と脳、身体の健康を科学する。薬の正体。

【著者紹介】
東京大学大学院教授、分子生物学者

内容説明

「日本人は世界一、薬が好きな国民」―家庭薬から抗生物質、サプリメントから漢方薬まで、あらゆる薬品が店先に並んでいる。いつまでも元気で若々しく生きたいと思うのは人情。だからといって何も知らずに薬を飲んで大丈夫?「風邪薬が認知症予防に効果的?」「ビタミンAやEをサプリで摂ると寿命が縮まる?」「ホルモン療法は自殺を招く?」。効能と副作用は表と裏なのだ。そして年を重ねるほどに怖いアルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病。これらの治療薬のしくみと最新事情を知り、老いのリスクに備えよう。

目次

序章 サプリメントはほんとうに効いているのか
第1章 心の病に効く薬―うつと統合失調症
第2章 認知症になりやすい人、なりにくい人
第3章 脳の老いに効く薬―血管障害とアルツハイマー病
第4章 認知症は予防できる?
第5章 パーキンソン病と老化現象
第6章 元気になる薬―疲労回復とアンチエイジング
第7章 薬はどのようにつくられるのか

著者等紹介

石浦章一[イシウラショウイチ]
1950年石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所を経て、同大学院総合文化研究科教授。理学博士。専門は神経生化学、分子認知科学。アルツハイマー病をはじめとする神経難病の発症機構の解明と治療開発や、意欲にかかわるドーパミン関連遺伝子の研究を通じて、人間の知能や性格、感情の分子レベルの解明をめざす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuichiro Komiya

8
タイトルだけ見るとアンチエイジングの話がメインのように思えるが、それは一部で、全体的には薬全般の話。ビタミンや健康食品の話から、鬱病の薬がどうやって効くかとかジェネリック医薬品の話とか。現在の薬の作り方(機械を使って、自動で何万通りの化合物を組み合わせたりとか)の話が面白かった。2014/09/15

文章で飯を食う

3
老いを遅らせるというよりも、薬全般の面白い話が多かった。老いを遅らせるのは、まだまだ遠い話だな。2013/10/06

flint

3
本の題名が間違っています。「老いを遅らせる薬」が正式名称です。題名から認知症の薬についての本と思われますが、統合失調症やうつ病、パーキンソン病などの薬のついても解説してます。しかし内容はかなり一般的で浅い内容ですから正直少し期待はずれでした。むしろジェネリック薬品に関しての特許の話や製薬会社の研究開発費が自動車メーカーのそれよりかなり多くリスクが高いなどの話は興味深く読めました。ただ抗うつ薬のパキシルの離脱症状について、頻脈が取り上げられていますが、臨床的にはめまいや頭痛、吐き気のほうが重要です。2011/09/28

zuisei

1
少々内容が専門的になるが、薬がどのように効くか、どのようなことに注意すればよいのかがよく分かる。巷にあふれる健康食品やサプリの類は効くという根拠がないというのがよく分かった。大事なのは腹八分目で身体を動かし、目標を持って生きることに尽きる。ただ少量のアスピリンを服用するのが、血流を改善しいろいろな病気の予防に役立つというのは、検討する価値がある。評価4。2021/08/12

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