みどり色の星

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みどり色の星

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569799469
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

倉永エリカは19歳のとき、居合わせた6人と「時空の旅」を経験する。30年後にわかる衝撃の事実とは? 深い読後感のSFファンタジー。

内容説明

19歳のあの日、わたしの人生は運命づけられた。ふと訪ねた研究所で経験した、想像を絶する「時空の旅」。何万年後の未来、地球ではない「みどり色の星」―。そして49歳になったわたしは、ついにすべてを思いだす。先が読めない展開、深く心に余韻を残す読後感。構想7年、SFファンタジー小説の傑作。

著者等紹介

藁科れい[ワラシナレイ]
1952年9月10日兵庫県生まれ。京都大学農学部林産工学科卒業。1978年から約20年、オーストリア・ウィーン市に在住。ウィーンについてのエッセイや翻訳を中心に執筆活動を行う。2000年にエッセイ「ウィーンのバレエの物語」で報知ドキュメント大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

41
心にしみる話。家族っていったいなんだろう、と思ったら鼻の奥がきゅっと詰まって悲しいような苦しいような、水の底にもぐっているようなそんな気分になりました。壊れた家族を思う人、離れているけれど満たされた愛のある家族に暮らす人、壊れかけた家族をつなぐ人、そしてこの物語の後半でつくられる新しい家族。パラレレルワールドで最後にエリカがする決断は良かったのか悪かったのかわからないし、水の底で見た幻のような物語なのだけれど、この世界のどこかにあるかもしれない深い緑色の星のことを、誰もがきっと忘れないと思う。2012/02/28

そのぼん

12
とあるきっかけで異世界に行く事になった主人公…。SFファンタジーで、かなり世界観に慣れるのに時間がかかりました。2012/07/07

もーちゃん

7
今生きてる世界は全て幻なのか?いや、その方がいいんだ・・・。 SFは苦手だ、と思いつつ、結局最後まで読んでしまった。最初の場面とつながる後半のシーンに、あぁここまで頑張って読んで良かった、と思った。2013/01/06

とし

7
これは・・・、SFを読みなれていない私には、不思議な読み心地の物語だった。感じた違和感、ふとしたことから全く違う世界へ、時間軸のずれ。落とし所はどこなのか?と、後半の展開にありゃりゃありゃりゃと読み進めました。2012/12/24

刹那

5
きっかけは図書館の新書コーナーに並んでて、パラパラめくると、筆者が兵庫出身で親近感沸いたので、借りました♪読み出してまさかの展開続きで、先が読めず、大どんでん返しがたくさん!!うへーと思いながら読みました。ひとくくりに、地球人といっても、一人ひとり感情も愛の形も違うのは当たり前。危機に面した時の仲間意識はすごいし、たのもしい☆冒頭がまたよみかえしたくなる…(*^^*)2012/02/29

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