内容説明
美しく、正しい日本語によって結実した名句。俳壇の第一人者が解説する、季語から選んだ古今の名句510。
目次
春
夏
秋
冬
新年
著者等紹介
鷹羽狩行[タカハシュギョウ]
昭和5年、山形県生まれ。山口誓子、秋元不死男に師事。同53年、「狩」を創刊、主宰。NHK教育テレビの「俳句入門」「NHK俳壇」「NHK趣味悠々・はじめての俳句」など俳句番組の講師を歴任。「毎日俳壇」「NHK全国俳句大会」などの選者。(社)俳人協会会長、(社)日本文藝家協会理事、日本現代詩歌文学館振興会理事、国際俳句交流協会顧問。俳人協会賞、芸術選奨文部大臣新人賞、文部大臣表彰、毎日芸術賞を受賞。句集『誕生』『平遠』『十三星』のほか、俳論、随筆、入門書など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桐葉
0
月別の名句なので,四季を感じることができる。これを読むと世の中には名句といわれるものがたくさんあると思う。2016/09/26
めえめえ
0
時間が空いたら読んでいます。好きです。気持ちが切り替えられる。2009/10/05
サトル
0
俳句を詠んで嗜もうという気はさらさらないが、名句の名句たる所以がさっぱり分からず、そもそも正岡子規の柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺が、なぜ侘び寂びの蕉風俳句を近代化させたものなのか、最初の一歩から躓いてしまっているので、なんとはなしに読んでみたら、ひとつひとつ名句の解説が要所を捉えて施され、どことなく心に響く花鳥風月の世界が広がっているのを感じられるから、さすが日本放送出版協会の出す本だと感心しつつ、その後の高浜虚子から水原秋桜子や石田波郷へ、はたまた中村丁女や星野立子の才女へと続く流れを知ることが出来た。2019/11/01