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公務員が日本を救う―偽りの「政治主導」との決別

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569798592
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

仕分けされるべきは政治家たちのほうだ! 官僚出身で当代随一の論客が、不当な公務員叩きを排し、彼らの真の姿、実力について論及。

【著者紹介】
青山学院大学教授

内容説明

仕分けされるべきは政治家たちのほうだ!「ミスター円」と呼ばれた元大蔵省財務官が500万人強の精鋭たちの「志」と「実力」を語る。

目次

第1章 日本の公務員は「少数精鋭」
第2章 日本で法律をつくっているのは誰か
第3章 「エリート」なくして「国」立たず
第4章 政治家たちこそ「改革」が必要だ
第5章 日本のメディア報道が社会を歪める
第6章 あるべき「地方分権」のかたち
第7章 何でも「民営化」の愚
第8章 「天下り」がどうして悪いのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

25
国民全員が公務員のようなものだったソ連は崩壊。公務員が把握不能なギリシアはヨーロッパのお荷物。ところが、わが国の公務員比率は実は先進国最少。官僚制度の原型は藩閥政治の改革という形で明治時代に成立。桂と西園寺が交互に政権を取った期間に官僚が政策立案に関与する体制が作られた。今でも議員立法が少ないのはこの影響。官僚が国をコントロールする体制は、戦前に完成したが、有効に力を発揮したのは戦後。高度経済成長と格差是正が同時に実現。仕分け、公務員叩き、市場原理が横行した民主党時代に官僚の価値の見直しを世に問うた本。2015/03/11

ふぇるけん

3
まさに公務員が書いた、公務員のための書籍というべきか。公務員がすべて悪いというつもりもないし、有能な公務員が国を支えてきたのも事実。でも、すべて政治の責任にして日本の官僚システムの問題点の指摘や改善ポイントの提示もなく、ゆとり教育に至っては文科省の不備と自分で自分の首を絞めているような(著者は大蔵省出身)。公務員の天下りが問題で、民間の関連会社への天下りは何で問題にならないのかって・・・少しは理由を考えてみたのだろうか?ある意味エンターテイメントとして読めました。2012/06/04

ま~やん

2
まぁ、公務員が万能だとは言いませんが、少なくとも最近の小者政治家よりはずっとまともな人ばかりですね。まずは政治家が身を切り、襟を正さねば。未だにグズグズして、気付けば何もせぬまま1年ですか・・・。2012/03/18

Kentaro

1
差別のように言われてしまうことがあるが、キャリア制度と天下りという再就職支援による上位4%の優秀な人材の確保は、必要である。更に、何でも民間へという考えは必ずしも正しくない。 国家のために働く優秀な人材の確保となんでもかんでも平等主義というのはお話になら無いというものです。 私はこれらの考えに違和感はありませんでした。2017/08/16

いっちー

1
日本の国家公務員制度をほぼ全面的に養護している内容。「官僚叩き」の風潮が強い中でこのような立場の書籍は貴重。個人的には頷ける部分も多かった。ただ、エリート制を残存させるべきだという主張の部分などは、著者自身がその出身だというせいもあってかやや主観的な意見のきらいはある。2014/06/21

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