内容説明
病気になる人とならない人がいるのはなぜか。同じ病気でも、早く治る人と治りにくい人がいるのはなぜか。体が病気から回復するのに必要な力は、医療と薬が一に対して、体に備わった「内なる治癒力」は九もある。内なる治癒力こそ主役。自分の意志である程度までコントロールできる「生活習慣」によって、病気からの回復スピードを左右することができるのだ。慢性ストレスは病気を引き起こすが、急性ストレスは免疫力をむしろ高める。心の持ちようによって、がんや心臓病が発症しても回復を早めることができる。
目次
第1章 心のもち方で病気にも健康にもなる
第2章 ストレスと治癒力の関係
第3章 免疫力を高めるストレス、低めるストレス
第4章 トラウマが脳を直撃する
第5章 オプティミズムが健康を高める
第6章 ストレスに打ち勝つ生活
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年北海道・函館生まれ。東京薬科大学卒業。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う。薬学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかボー
2
慢性ストレスは健康にマイナスだけれど急性ストレスは健康にプラス。楽観主義でポジティブなら病気に罹りにくい。また、もし罹患してもプラシーボ効果が働きやすいので悲観主義の患者よりも治癒の可能性が高い。「ノシボー効果」という単語を初めて知った(※追記:ノシボーよりもノーシーボという方が一般的のよう)2016/05/14
king0613
1
再読。「病は気から」という言葉がぴったり当てはまると思います。 私自身、神経障害を長年患っており少なからずなかなか治らないというジレンマがあります。週に数日のスポーツクラブでの運動・散歩はしているものの、日常何かとストレスはあるようです。少しでも緩和してくれればいいんですけどね。2014/06/09
Riki
1
とにかく笑う!2013/03/14
ATS
0
★★★☆☆ストレスについてよく分かりました。対応策がもう少しあればいいかなと思いました。2015/10/15