内容説明
もはや絶望的と思われた局面を救った「匠の心」、通信が絶たれた後も、ひたすら連絡を待ち続けた執念、繰り返し襲ってくる試練に、懸命に取り組む若き技術者たち―「宇宙開発の語りべ」が管制室で見た、「チームはやぶさ」の闘い。
目次
序章 いのちと炎のリレー
第1章 「はやぶさ」計画の始まり
第2章 開発
第3章 誰も行ったことのない星へ
第4章 降下、そしてサンプル採取へ
第5章 数々の試練
第6章 地球への旅立ち
第7章 ウーメラの空に
終章 たたかい終えて
著者等紹介
的川泰宣[マトガワヤスノリ]
1942年広島県生まれ。1965年東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒業(宇宙工学第一期生)、1970年東京大学大学院工学研究科航空学専攻博士課程修了。工学博士。東京大学宇宙航空研究所、宇宙科学研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)教育・広報統活執行役、同宇宙科学研究本部対外協力室長を歴任。この間、ミューロケットの改良、数々の科学衛星の誕生に活躍し、1980年代には、ハレー彗星探査計画に中心的なメンバーとして尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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