出版社内容情報
国語ができない、語彙力がないと嘆く中学生・高校生に、小説や新聞の活用法などにも触れつつ、語彙力をふやすコツを紹介する。
内容説明
知っている言葉が多いほど、確実に、文章という川を渡ることができます。電子辞書を使う、名言ノートをつくる、15秒間であらすじを話す…齋藤流の語彙力強化法を大公開。
目次
第1章 語彙を増やせば国語の点数が上がる(国語を得意科目にする近道;ふだんから難しい言葉を使って話す ほか)
第2章 どんどんしゃべって語彙を増やす(仕入れた言葉はすぐに使う;言葉を切り取るのは危険 ほか)
第3章 本を読んで豊かな言葉を手に入れる(声に出して読んでみる;スピードを上げて音読する ほか)
第4章 こんなトレーニングもしてみよう(四字熟語と慣用句はまとめて仕入れる;外来語に強くなる ほか)
第5章 言葉の力で幸せに生きられる(言葉によって世界は認識される;読書で言葉と考え方を仕入れる ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンキ
134
齋藤孝さんの本です。大変読みやすい本でした。生きていく上で、如何に読書が大切であるか、について書かれています。特に、「読書には、情報系の読書と人格系の読書の二種類があって、人格系の読書で本当に好きな作家を見つけると国語が好きになり、さらにその作家の文章に惚れ込むと言葉(語彙力)の吸収度がアップする」ということが書かれていて、私の実体験からしても、とても納得できる話でした。2020/08/29
キラ@道北民
40
受験生の娘が国語は勉強しようが無いと言うので、一緒に読んだ。「読書は心のお風呂」気持ちが晴れたり、潤ったり、頭がスッキリしたり。子供の頃一緒に本を読んだように、大きくなってからも一緒に音読して、話をして 、語彙を増やし、幸せな人生を送れるよう国語力を高めていこう!2018/09/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
23
受験の予定もないのですが(笑)語彙力という言葉は知っていても具体的にどのように伸ばしていくのかが分からず手にとった本。語彙=知っている言葉の量 子ども向けの本は理解しやすい言葉を使ってくれますね。なるほど!なことが多く書かれていました。資料編の中の『知っておきたい文学作品』の中に『春琴抄』があったことには…でしたが。2020/12/19
美東
12
最近、老眼がすすんできて、本を読むことが次第につらくなりつつある。本書は活字が大きくて、行間も充分にとっていて、久々に楽々読み進めることができた。そのあたりも含め、そもそも読書習慣がなく国語に対して苦手意識をもっている人にも手にとってもらえるようやさしく配慮された本になっている。2024/07/24
頼ちゃん
8
受験生向けではあるが、それ以外でも役に立った。本をたくさん読む、声に出して読む、心に残った言葉を書き出すなど、やっていることだけど、再確認、ら2021/01/06