出版社内容情報
ある日、裏庭でひつじが泣いていました。おおかみが「どうしたの?」と聞くと、「毛がなくなってしまったんです」と言いだして……。
いしいひろし[イシイヒロシ]
絵本作家
内容説明
毛をなくしてしまったひつじと、親切なおおかみのクスッと笑えるおはなし。4~5歳から。
著者等紹介
いしいひろし[イシイヒロシ]
大阪府吹田市生まれ。2014年、第3回MOE創作絵本グランプリにてグランプリ、2015年、第8回MOE絵本屋さん大賞新人賞第1位受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsuki
47
『おかしなこともあるもんだ』って、おかしなことばかりですってば( *´艸)そして最後に、そうそうそこから既におかしかったんだって?と合いの手を入れてしまうのでしたとさ。そして私はこのお話に出てきたようなひつじになりたい?2018/10/30
くぅ
27
首を傾げながらも親切なオオカミが可愛い!そんなオオカミの絶対絶命なページでは思わず2人で顔を見合わせちゃった。(3歳10ヶ月)2021/03/20
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。デビュー作の『かもめ たくはいびん』が良かったので、読みたかったのだ♪ こちらも面白かった~! オオカミとは思えない優しいオオカミさん。ちょっと変わったヒツジを相手に、小首をかしげる顔がかわいい。絵も素敵♪2017/03/19
いろ
23
表紙絵の狼,佐々木倫子さん漫画「動物のお医者さん」登場ハスキー犬チョビを思い出し,勝手に愛着を感じた母(私)がお持ち帰り。狼と一緒に「ちょっぴり変だよね。」を感じながら進む展開がクスッと面白い。そして最後ページの言葉に,お話だからと気づかないフリしていた自分を指摘された気分w 低学年向け?と思ったけど,案外9歳男児も気に入ってクスクス笑っている。空を見上げると…あ♪ の絵が好きとの事。中の絵やお話もいいけど,少しだけ変化する前後の見返しもお気に入りみたい。2017/10/02
Cinejazz
20
〝ある日、オオカミがお茶を飲んでいると、裏庭で一匹の羊がしくしく泣いていました「どうしたの?」「毛をなくしてしまったんです」「毛?」「暑かったから、脱いでお昼寝をしていたんですけど」…「はてさて可笑しなこともあるもんだ」…「毛を脱ぐ羊がいるか?」「このままじゃ帰れません」そこでオオカミは、一緒に毛を探してやることにしましが…〟次々におこる「可笑しなこと」に首を傾げるオオカミに、笑いながらも同調して応援したくなる人情小噺風の絵本。2024/11/09