出版社内容情報
ぼくはあいつが好きじゃない。いばってるし、乱暴だし、自分勝手だし。そんなあいつと運動会で二人三脚をすることになった。
内容説明
ひるやすみ。あいつは、グラウンドでヒロキたちとドッジボールをする。ぼくは、きょうしつでタカシくんやショウちゃんとけしピンだ。タイプのちがうふたりの少年。その心のふれあいをえがいた、さわやかな絵本です。4~5歳から。
著者等紹介
辻村ノリアキ[ツジムラノリアキ]
1962年、大阪府生まれ。立教大学卒。出版社で漫画雑誌、自動車雑誌などの編集部勤務を経たのちフリーエディターに
羽尻利門[ハジリトシカド]
1980年、兵庫県生まれ。立命館大学卒。小学校の教科書や幼稚園の教材などの教育分野に加え、児童書やカレンダーなど多くの挿絵を手がけてきた。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
34
運動会シーズンにぴったりな1冊。いつも威張っていて、乱暴で、自分勝手だと思っていたあいつと、二人三脚のペアを組むことになって…。苦手だと思っていたあいつだけど、練習を重ねることでお揃いの傷をつくって、いつしか結んでるのは二人の足だけじゃなくって、絆もしっかり結ばれてる。躍動感ある挿絵も魅力的!2019/09/10
たまきら
33
読み友さんの感想を読んで取り寄せたら、ちょうどその時期にクラスの女の子二人がトラブルを起こし、娘が仲裁したんだとか。色々その後の対応が面白かったんですが、この本を黙って読んだ後、娘が「あの二人が二人三脚したら面白そうだなあ」とポツリ。あはははは。最近二人三脚とか体育でやるのかしら?2021/11/26
ヒラP@ehon.gohon
29
小学校のお話ですが、苦手な相手と二人三脚をやらなければいけない時って、何か究極の試練のような気がします。 呼吸が合わなければ進めない、信頼関係ができなければ思いきれない、チグハグでお互い引っ張り合いになる。 実は将来に起こる様々な人間関係の、縮図のようなものが込められている競技のように思います。 そういう意味合いでは、見事にきっかけを掴んだあいつとぼくの関係です。 友だちになるかどうかは別として、二人とも学びがあったように思います。2021/11/17
Cinejazz
22
〝「ぼくは、あいつが好きじゃない。いっつも威張ってるし、乱暴だし、自分勝手だし。 それに、顔が、なんか、おっかないんだ・・・。 今日、運動会前の体育の時間に先生が言った『背の高さの順番で、 二列に並んで。隣のひとと二人一組になって』・・・。 うわー、あいつと一緒だ ❢」・・・タイプも性格も異なる二人の少年が、二人三脚の練習で一体となることを強いられるが、仲良くなれるわけではない・・・。 この二人の微妙なディスタンスと思いの交差を描いた、爽やかな絵本。2025/03/02
どあら
22
図書館で借りて読了。運動会の時期に読み聞かせで使いたい絵本です。絵にスピード感があってとても早く走っている感じがした…結果は??(6分、4年生まで)2017/01/27
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