出版社内容情報
蝶になる日を夢みる中高生の心に吹く風のような詩集です。楽しいから笑っているわけじゃない、誰とも話したくない日の心の養分にも。
【著者紹介】
詩人
内容説明
風のような詩と心の風景が透き通る詩集。
目次
1 知りたいことは(知りたいこと;サナギ ほか)
2 教室の窓から(自由;先生 ほか)
3 ささやかな願い(願い事;くもり ほか)
4 未来へ(出港;大空 ほか)
著者等紹介
谷郁雄[タニイクオ]
1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。大学在学中より詩作を始める。90年『死の色も少しだけ』(思潮社)で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』(思潮社)がBunkamuraドゥマゴ文学賞最終候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
76
中学生をテーマにした谷さんの詩集。黄色を基調としたイラストが谷さんの詩にやさしと温かみを添えている。ここに書かれていることは当たり前のことかもしれない。しかし当たり前のことを、分かりやすく素直に表現するのは難しい。私がいま中学生だったら、谷さんの詩に励まされるだろうと感じた。谷さんの頃の中学生と今の中学生は異なっているだろう。それでも共通の面を持っていて、そこに語りかけるためにこんな詩を書いたのだと思う。2014/07/13
ひがし
8
「知りたいことは 教科書なんかに のってはいない」黄色ベースの可愛らしい詩集。中学生という大人と子供、どっちつかずの曖昧な時期に精いっぱい大人の真似っこして哲学なんて考えたりしていたなぁ……、としみじみ。2014/12/24




