出版社内容情報
おばあちゃんからもらった日記に願いごとを書くと、その願いが叶うようになった。そこで「泳げるようになった!」と書いた光平は……。
【著者紹介】
作家、エッセイスト
内容説明
おばあちゃんからもらった日記に書いた願いごと。もう一度おばあちゃんに会いたい、両親が仲直りしてほしい、泳げるようになりたい…。そして、光平にはどうしても実現させたい願いがあった。
著者等紹介
本田有明[ホンダアリアケ]
作家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
83
児童書。小学4年~。おばあちゃんからもらった絵日記帳、使わず捨てたら悲しまれそうだったので書いてみた。小学5年生の光平(こうへい)は泳ぎも出来ないぽっちゃり男子。幼なじみの石原さんが引っ越す時も素直になれず喧嘩別れしたことが気がかりだった。日記帳に「やりたいこと」を書くと本当になると信じた光平は「書くだけじゃなくて、本気でそうなるように頑張る」ことで夢を叶えていく▽5年生の割に幼いなと思ったけど男子なんてこんなものなのかな。一生懸命がとても素敵でした。良本。2012年刊2022/11/19
もぐたん
71
おばあちゃんが亡くなる前にくれた日記帳。処分するには忍びなく、願い事を書いてみると、魔法がかかったように次々と願いが実現していきます。会いたかった人、仲の良い両親、泳げる自分。照れ臭い、でも、気持ちいい成功体験を重ねるうち、自身の努力なくしては願い事は叶わないことに気づきます。ぼんやりと考えているだけでは実現しない、だけど、こうするんだ、こうなるんだ、と日記に意思を表明するだけで、一歩前進できる、ということにも気づきます。一夏で大きく成長した小学5年生のエネルギーを感じる一冊でした。2021/08/06
はつばあば
45
kindleで児童書があるのを初めて知って病院のお供に連れていった。おばあちゃんとは・・おばあちゃんでいるのが難しい。孫への影響力が如何に大きいか。4・5年生にもなれば言う事も恥ずかしさが先にたったりで思わぬ誤解をあたえたりするが、行動力も増す。男の子の親ってこんな風なのかしら。過保護な親でなく、うるさくもなくいい親だなぁと。2017/04/03
こうせいパパ
30
前向きになれる本。夢や希望は頭の中でぼんやり考えているだけでは実現しない。書いてみたり計画を練ってみたり、ちゃんとそれを実行すること。たとえ失敗しても、次はどうチャレンジすればいいか分かるようになる。何事も実行することが大切だ。我が子にも伝えたい。2016/08/18
ましゅ🎀👻
27
小学校の夏休みの読書感想文で読みました。(学校代表になりました)表紙をみたときは願いが叶うなんていいな、欲しいなと思っていました。でも読み終わったとき、願いをかなえるのは自分だと考えが変わりました。日記に自分の意思を書き、それを実現しようと努力するだけ。願いが叶う日記は努力次第でだれでもつくれちゃうんですね。この主人公も、私も成長できた夏でした。2022/04/01