内容説明
おぼうさんはふでにすみをつけ、すらすらっとまつのえをかきました。すると…「おお、えがとびだした!」。
著者等紹介
工藤ノリコ[クドウノリコ]
1970年、神奈川県横浜市生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家・漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鱒子
67
図書館本 「ノラネコぐんだん」でお馴染み、工藤さん。表紙だけで心を持っていかれてしまいます。頭のカーブがかわいい、たまらんかわいい。 このエンディングでは続きがありそうな感じですが、現時点ではシリーズではなく、この1冊のみ。同時期の「ペンギンきょうだい」で人気が出てしまったせいかな。 工藤さん、ぜひとも本書の続きをお待ちしてますよっっ!2021/02/12
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
48
いろんな国を歩いて旅をしてまわっているお坊さんが、ある日たこの国へやってきました。絵を描くのが大好きなお坊さんでしたが、絵を描こうとすると墨がありません。するとどこからか小さなタコがやって来て・・。ほのぼのとした絵に癒されました。絵を描くと飛び出すという不思議な墨。私には全く絵ごころはありませんが、私も一度その墨で絵を描いてみたいです。★★★2012/06/14
喪中の寺ちゃん
43
工藤ノリコの手にかかると何でも可愛らしい。表紙を見てるだけで頬が緩む(^-^)。この絵本は昔話っぽくてなんだか懐かしい味わいがある。【以下ネタバレ】諸国を旅する絵が上手いお坊さん。蛸の国に入るとその絶景を早速描こうとするが墨が無い。そこへ現れた蛸のたこきち君。不思議な事に、たこきちの吐く墨で絵を描くと絵が飛び出すのである(じきに消えてなくなるのがミソである)。そんなたこきちはお坊さんにお願いをする。母と兄弟が悪い蛸喰い大蛸に捕まってしまったのだ。お坊さんとたこきちの救出劇。マジで面白かった。2015/05/08
小夜風
32
【小学校】「和」だよ。「和」だね。工藤ノリコさんって「和」もいけるんだね!墨絵をこんな風に使うなんて、面白いね♪すんごい迫力なのに…神々しいのに…笑えちゃうの(笑)。たこが可愛かった♪2015/03/02
たまきら
29
おお、こんな面白い本を読んでいなかったとは!オタマさん真剣に読んでいました。これ、続きないのかなあ?たこきちとおぼうさん、いいだこの冒険、もっともっと読みたいな。2018/09/21