出版社内容情報
不況でも業績を伸ばす元気企業の共通点を探る。
独自の技術を活かし、新しい分野の商品を開発・製造している元気な中小企業を紹介。各社に共通するものは何か? 中小企業必読の書。
本書で紹介する6社はいずれも他社にはない、「何か」を持った企業である。
▼熱伝導がよく、焦げにくく、丈夫なフライパン。高さ8メートル、幅33メートルのギネス公認の水族館用大型アクリルパネル。ニューヨーク近代美術館(MoMA)トップの売り上げをもつ、ニット製品。技術を極めた超精密切削加工品。娘の命を救いたいという強い思いから生まれた、国産バルーンカテーテル。ベトナムから日本に留学、素人から開発した人工呼吸器。
▼これらの企業には、現状がマイナスなら、あえてマイナスに飛び込む、いろいろ求めず、身辺をシンプルにした、知らない者の強みを活かすなどの、共通点があった。
▼景気低迷が続き、大企業をはじめ中小企業の経営が厳しくなってきているいま、守りに入らず、前向きな姿勢の企業を紹介する。
●なぜこの会社は小さくても輝いているのか-まえがき
●1章 「足かせ」が脚力を鍛えた
▼下請け企業からの脱却-錦見鋳造*魔法のフライパン
●2章 技術の「隠れた伸びしろ」を見つける
▼技術的限界からの脱却-日プラ*水族館用大型アクリル水槽
●3章 「遅い」「古い」を売りものにしよう
▼低価格競争からの脱却-松井ニット*MOMAトップ売上ニット製品
●4章 あえて捨てることで「卓越能力」を磨く
▼「似たり寄ったり」からの脱却-入曽精密*超精密切削加工品
●5章 「知らない」から恐れを知らずにできた
▼世界の壁からの脱却-東海メディカル*国産バルーンカテーテル
●6章 規模や金より「求心力」で仕事を動かす
▼周囲遅れからの脱却-メトラン*高頻度人工呼吸器
内容説明
「常識」より「非常識」、「プラス」より「マイナス」、「得る」より「捨てる」、「プロ」より「アマチュア」が強い会社をつくる。
目次
1章 「足かせ」が脚力を鍛えた―下請け企業からの脱却 錦見鋳造(魔法のフライパン)
2章 技術の「隠れた伸びしろ」を見つける―技術的限界からの脱却 日プラ(水族館用大型アクリル水槽)
3章 「遅い」「古い」を売りものにしよう―低価格競争からの脱却 松井ニット(MoMAトップ売上ニット製品)
4章 あえて捨てることで「卓越能力」を磨く―「似たり寄ったり」からの脱却 入曽精密(超精密切削加工品)
5章 「知らない」から恐れを知らずにできた―世界の壁からの脱却 東海メディカル(国産バルーンカテーテル)
6章 規模や金より「求心力」で仕事を動かす―周回遅れからの脱却 メトラン(高頻度人工呼吸器)
著者等紹介
児玉八十三[コダマヤソミ]
1943年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、小学館に入社。雑誌、書籍の編集に携わった後、1981年、編集ライター集団エディット・セブン(東京・文京区)を設立。チームワークとしてビジネス関係、教育関係、地方行政関係ほかの分野で、多くの雑誌、広報誌、書籍制作を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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