出版社内容情報
資本主義、経済社会の仕組みを明快に解説する。
我々が働く資本主義社会とはそもそも、いかなる仕組みの上に成立しているのか? ストーリー仕立てで、わかりやすく解説していく。
サブ・プライムローンに、リーマン・ショック。経済大国アメリカでは、住宅ローン・家賃も払えず、自宅を失う人がたくさんいるのに、その原因をつくった会社は、税金で救われる。あれ? なんだかおかしいぞ? 翻って日本。ボーナスカットに就職難。さらにはデフレの進行。「厳しいときだからこそ、がんばるしかないじゃないか!」という前にちょっと考えてみてほしい。僕たちは、資本主義経済のしくみの中で暮らし、働く一方で、そのしくみのことを、よく理解しているだろうか? 理解していないとしたら、それはまるで、ルールを知らないままにゲームに参加しているようなものではないか? 経済のしくみを知らないまま大人になってしまった人たちに贈る、救済の書。 義務教育では教えない驚愕の経済メカニズムが今、明らかに! 主人公多喜二、エリナと一緒に「マルクん」の話に耳を傾けよう! 経済アナリスト・森永卓郎氏も推薦する若手ビジネスマン必読の書。
●序文に代えて ~本書の読み方~
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[プロローグ]六本木ヒルズ、大展望台にて〈I〉
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[エピソード 1]夜景が教えてくれるサラリーマンの異常な実態
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[エピソード 2]なぜ、サラリーマンは貧乏なのか?
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[エピソード 3]なぜ、彼はパンと帽子の交換を拒否したのか?
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[エピソード 4]本当に、商品の価値は労働時間だけで決まるのか?
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[エピソード 5]学校が教えてくれたあの需給曲線は嘘だったのか?
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[エピソード 6]なぜ、お尻も拭けない一万円札がトイレットペーパーよりもありがたいのか?
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[エピソード 7]サラリーマンは現代の奴隷か?
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[エピソード 8]サラリーマンは資本家から見たら商品なのか?
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[エピソード 9]なぜ、資本家は金持ちなのか?
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[エピソード10]本当にサラリーマンは不幸なのか?〈I〉
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[エピソード11]本当にサラリーマンは不幸なのか?〈II〉
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[エピローグ]六本木ヒルズ、大展望台にて〈II〉
●経済学をもっと学びたい人のためのトリビア
●あとがきに代えて ~ゼロサムゲーム、そして……イマジン~
●◎参考文献・資料
●◎キーワード索引
目次
六本木ヒルズ、大展望台にて
夜景が教えてくれるサラリーマンの異常な実態
なぜ、サラリーマンは貧乏なのか?
なぜ、彼はパンと帽子の交換を拒否したのか?
本当に、商品の価値は労働時間だけで決まるのか?
学校が教えてくれたあの需給曲線は嘘だったのか?
なぜ、お尻も拭けない一万円札がトイレットペーパーよりもありがたいのか?
サラリーマンは現代の奴隷か?
サラリーマンは資本家から見たら商品なのか?
なぜ、資本家は金持ちなのか?
本当にサラリーマンは不幸なのか?
六本木ヒルズ、大展望台にて
著者等紹介
大村あつし[オオムラアツシ]
1966年生まれ。静岡大学人文学部経済学科卒業。専攻はマルクス理論、ケインズ理論とスタグフレーション。ITライター(総売上は170万部。同時期にIT企業の代表取締役)を経て、2007年に小説家に転身。デビュー作、『エブリリトルシング』は20万部のベストセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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