出版社内容情報
現場から見た中国人と中国流ビジネスのすべて。
商社で中国総代表を務め、のべ15年以上華人との付き合いを続けてきた著者が、エコノミストには分からない中国ビジネスの深奥を記す。
「中国は一つではない」――この当たり前にも聞こえる事実が、二十一世紀の中国を見るにあたっては、最も重要である。著者は商社の駐中国総代表をはじめとして、長く中国ビジネスの任に携わってきた人物である。「貧しく閉ざされた国」だった頃の中国を知り、現地で天安門事件の混乱に遭遇し、ありとあらゆるタイプの中国人を目の当たりにしてきた著者が、ビジネスでの成功経験と失敗経験を記し、貴重なアドバイスを贈る。私たちの頭にある先入観やマスコミが作り上げたイメージをまず頭から外し、上記の事実を念頭に置いてみれば、ひとくちに中国人といっても出身地や環境、性格によって千差万別だということが分かる。そのうえで、何をファーストプライオリティに置いて相手と付き合うべきか、本書を読むことでよく理解できるだろう。互いの素性をよく知らなければ、どちらも益は得られない。グローバル時代に中国と関わるにあたって、本書は必読の一冊である。
●まえがき
●第一章 台北にて ――華僑商法の洗礼
●第二章 閉ざされた貧しい国 ――毛沢東時代
●第三章 北京駐在 ――改革開放時代
●第四章 文化から入れ ――日中は同文異種
●第五章 中国人とのお付き合い
●第六章 大物華僑に学ぶ
●第七章 中国ビジネス成功への鍵 ――華人経営に学ぶ
●第八章 中国人、日本人、アメリカ人
●第九章 日中・将来への道
●あとがき
目次
第1章 台北にて―華僑商法の洗礼
第2章 閉ざされた貧しい国―毛沢東時代
第3章 北京駐在―改革開放時代
第4章 文化から入れ―日中は同文異種
第5章 中国人とのお付き合い
第6章 大物華僑に学ぶ
第7章 中国ビジネス成功への鍵―華人経営に学ぶ
第8章 中国人、日本人、アメリカ人
第9章 日中・将来への道
著者等紹介
遠藤滋[エンドウシゲル]
ハチソンワンポアジャパン代表取締役&CEO。1934年生まれ。58年慶應義塾大学経済学部卒業、三井物産入社。60年米国修業生(イリノイ大学大学院農業経済学)留学。ニューヨーク支店、本社(食料)、台北支店勤務などを経て、86年から89年まで駐中国総代表として中国全店の経営を手掛ける。その後、香港三井物産社長、取締役、食料本部長、常務取締役、専務取締役、顧問を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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