出版社内容情報
日露戦争とその時代を豊富なビジュアルで解説。
日露戦争の詳細と秋山兄弟や正岡子規らの人間像を主軸に、写真・地図をふんだんに使い、『坂の上の雲』を本格的に楽しむための一冊。
日本が大国ロシアを破った日露戦争。これは20世紀の奇跡とも言われている。当時、日本の陸軍は109万人で、対するロシアは207万人。海軍で見ると、日本の戦艦6隻に対して、ロシア18隻という具合だった。これほど力の差がある日本がロシアと戦端をひらき、勝利したのだから、世界が仰天したのも無理はない。この奇跡がなぜ起きたか。それは明治という時代の土壌とそこに生きた明治人の気概なくしては考えられない。
▼本書は日本が史上最も輝いた明治という時代に焦点を当て、『坂の上の雲』の主人公である秋山真之・好古兄弟、正岡子規らの人間像と日清・日露戦争の詳細を写真・地図・資料をふんだんに使いながら解説した。日本を世界の一等国へと押し上げた男たちの気概と武士道精神、そして国民の団結力がひしひしと伝わってくる。名作『坂の上の雲』を本格的に楽しむための一冊である。
●『坂の上の雲』から日本人が学びたい明治人の気概
●序章 日露戦争に至る道 ――近代日本が直面した危急存亡の秋――
●第1章 日露開戦 ――世界の予想を裏切った日本軍の快進撃――
●第2章 戦線の膠着 ――ロシア軍の反撃と日本軍の苦闘――
●第3章 陸海の二大決戦 ――雌雄を決した指揮官の決断と将兵の奮闘――
●閑話休題 正岡子規の生涯と明治文壇史
●終章 ポーツマス条約 ――アメリカで行なわれた日露最後の戦い――
内容説明
日本を世界の一等国へと押し上げた男たちのドラマ。
目次
序章 日露戦争に至る道―近代日本が直面した危急存亡の秋(西南戦争と日本軍の黎明―明治時代初期の動乱の中で日本軍は産声をあげる!;台湾・朝鮮問題と日清戦争前史―朝鮮半島を巡る“眠れる獅子”との対立から日本は初の対外戦争へと突入する! ほか)
第1章 日露開戦―世界の予想を裏切った日本軍の快進撃(仁川沖海戦―極秘裏に行動を開始した連合艦隊、ロシア軍艦2隻を屠り緒戦を制す!;旅順口閉塞作戦―旅順に篭るロシア艦隊を封じ込めるべく、決行された決死の作戦 ほか)
第2章 戦線の膠着―ロシア軍の反撃と日本軍の苦闘(旅順攻略戦 第1回総攻撃―人徳の将に率いられた第3軍の前に未曾有の大要塞が立ちはだかる!;遼陽会戦 首山堡の戦い―総司令部参謀の読み違いが指揮官の相次ぐ戦死を招く! ほか)
第3章 陸海の二大決戦―雌雄を決した指揮官の決断と将兵の奮闘(奉天会戦 鴨緑江軍の編成―鴨緑江軍の北上を期に日露戦争最大の会戦が始まる!;奉天会戦 秋山支隊の北進―乃木第3軍が苦難の北上を続けるなか、秋山支隊、奉天北方に進出す! ほか)
終章 ポーツマス条約―アメリカで行なわれた日露最後の戦い(ポーツマス講和会議―日露戦争を締めくくる最後の戦場に“ねずみ公使”が孤軍奮闘する!;日露戦争、その後―坂の上に至った明治日本は、大陸進出の大正・昭和へと移りゆく)
著者等紹介
後藤寿一[ゴトウジュイチ]
1943年生まれ。早稲田大学卒業後、サンケイ新聞を経て、フリー・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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