心の整理学―自分の「心理的な現実」に気づくために

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心の整理学―自分の「心理的な現実」に気づくために

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569772882
  • NDC分類 159
  • Cコード C0012

出版社内容情報

心の整理ができれば生きるのはラクになる。

なぜ、生きるのがつらくなるのか。自分では意識できずにいる心の奥や、行動の裏にある心理を解き明かし、心の整理をつけるための本。

生きている以上、嫌なことは毎日起こります。それが小さな嫌なことであっても、続けばエネルギーをなくして自信も失っていき、その結果、病気になってしまうこともあります。また、本当は10キロの重さの嫌なことを、自分の中で100キロの重さの嫌なことにしてしまっていることもあります。

▼では、いったいどうすれば、嫌なことに押し潰されずに生きていけるのでしょうか。嫌なことをスリム化すること、それが心の整理学なのです。

▼それにはまず、悩みの実体を知らなければなりません。悩みを正しく認識し、それぞれのあるべき位置に置くことができれば、心は軽くなります。

▼さあ、心を整理して、もう、取るに足らないことにとらわれて、人生をだいなしにするのはやめましょう。

●まえがき 
●第1章 最悪を考えると、今がラクになる 
●第2章 心の整理とは現実を見つめること 
●第3章 燃え尽きる人は捨てられない人 
●第4章 思い込みが苦しみを作る 
●第5章 どこが耐えられないか自問する 
●第6章 ものごとは解釈によって変わる 
●第7章 高すぎる期待が不幸を生む 
●第8章 心の目で見なければ真実は分からない 
●あとがき

内容説明

取るに足らないことにとらわれて、人生をだいなしにしないためのヒント。

目次

第1章 最悪を考えると、今がラクになる
第2章 心の整理とは現実を見つめること
第3章 燃え尽きる人は捨てられない人
第4章 思い込みが苦しみを作る
第5章 どこが耐えられないか自問する
第6章 ものごとは解釈によって変わる
第7章 高すぎる期待が不幸を生む
第8章 心の眼で見なければ真実は分からない

著者等紹介

加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学准研究員を務める。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所准研究員、日本精神衛生学会顧問、ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」レギュラーパーソナリティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mai

38
大きな悩みでも一つ一つ紐解いていくと、そんなに大した悩みではなかったり。解決の道が開けたり。とても前向きな気持ちにさせてくれる本でした。2014/03/21

ひと

15
苦しくて仕方がなくなってしまうのは、その苦しみの位置が見えなくなっているから。他の問題と比較して、その苦しみが自分にとってどの程度決定的なのか認識することができれば、本当は大した問題ではないと思えるようになるそうです。全体を俯瞰してその問題の位置付けを把握すること、自分自身の優先順位を持ち、全てを得ようとはしないことで、モヤモヤした心が整理されていくようです。自分は、目的を持つことや優先順位をつけることが苦手なので、著者が想定している程の抑制型ではないのだけれど、スッキリとまではいけていないのです。2016/12/11

haruka

12
心を整理して、捨てることの重要性を説く。「人は大切に持っているもので不幸になる。だがそれはその人にとって、長い時間で考えると本当は大切ではないのである」 自分の夢を捨てることに対して、常に完全な理由を求めていた。でも「この時代にはこれだけお金を持って行かれる。私はそういう巡り合わせ」と決めた彼女の例のように決めてもいいかなと。なぜなら選択間違いよりも、いつまでも決めないことが最悪で、自分にはできないのに執着して不幸になっているなら、それは元々私のものではなかったから。人間関係や仕事すべてに通じる整理学。2021/05/17

わえ

9
心の整理方法について書かれている。良からぬことが起きたときに、別のもっと悪いことを思い浮かべて比較して、それよりはマシだと考える。嫌いな人との人間関係を整理する。といったことが書かれている。嫌う勇気、嫌われる勇気はやっぱり必要だなあと思う。自分は八方美人(「この人との関係はこう」と決められない人)に振る舞うことが身に染み付いてしまっているので、意識して関係を整理する必要があるなあと思った。 事象を比較するという発想があまりなかったので、その点刺激になった。 「ねばならない」思考=イラショナルビリーフ。2020/12/27

チャー

9
悩んだときや行き詰まったときなど苦しいときに、解決策のヒントとなる一つの視点を与えてくれる本。困ったときは立ち止まってその時の自分の感情にしっかりと向き合い、その理由を確かめることが大切だと著者は説く。怒りや不安の原因がはっきりすれば、それは実は自分が思っているよりも全然大したことがない。原因は他の大切なことよりも重要なのか、と問いを持つことで、感情が整理され落ち着きが生まれる。 人生思うようにいかないことは当たり前、あれもこれも欲張りすぎない、などの提言に改めて触れ、前向きに再考する良い機会となった。2020/04/25

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