内容説明
ロールズが正義の主題から排除せざるをえなかった存在者たち。さまざまな学問分野を横断しつつ、センを踏まえた独自の可能力アプローチによって、現代リベラリズムに一石を投じる。
目次
第1章 社会契約と正義の未解決の三つの問題
第2章 障碍と社会契約
第3章 可能力と障碍
第4章 相互有利性とグローバルな不平等―国境を越える社会契約
第5章 国境を越える諸々の可能力
第6章 「同情と慈愛」を超えて―人間以外の動物のための正義
第7章 道徳情操と可能力アプローチ
著者等紹介
ヌスバウム,マーサ・C.[ヌスバウム,マーサC.][Nussbaum,Martha C.]
1947年生まれ。ハーヴァード大学博士(Ph.D)。ハーヴァード大学、ブラウン大学を経て、シカゴ大学教授(Ernst Freund Distinguished Service Professor of Law and Ethics)。1986年から世界開発経済研究所(WIDER)のリサーチアドヴァイザー。2004年に発足した「人間開発と可能力アプローチ学会」(Human Development and Capability Association)の第二代会長(2006‐2008年)
神島裕子[カミシマユウコ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、中央大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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