倒幕の紋章―闇の異人館

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569772646
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

幕末、陰で活躍する侍と外国人を描く!

日本開国。鎖国から220年、眠りから覚めたサムライが自由を求めて、古き体制に戦いを挑む。幕末を舞台に描く長編歴史ミステリー!

時は激動の幕末――。支配筋から探索を命じられた消えた三万両を追って、伊達藩亘理の侍、奥平長次郎の戦いが始まった!

▼三万両の手掛かりをつかむため、長次郎は同じ亘理の侍、氏家忠助とコンビを組み、ときあたかも開港を迎えた横浜関内に足を踏み入れた。しかし、そこは得体の知れない異人蠢く異空間であった。攘夷派と開明派の対決、朝廷と幕府の驚くべき陰謀、接近する外国工作員……長次郎はあっという間に呑まれ、追い、追われ、斬り、斬られ、自分を見失ってゆく。そして、長次郎は日本を一新しようとする異人の見えざる勢力に組み込まれていくのだった。幕末を舞台に、侍と異人それぞれの思惑がからみ、話はスリリングに進んでいく。

▼開明派を陰で支援する異人の秘密結社とは何か? 彼らが使う秘密の握手とは? 紋章は何を意味するのか?

▼読む者の心に、いまだかつてない大きな衝撃を与える作家、加治将一の長編歴史ミステリー、第一弾!

●一、暗闘 
●二、消えた金の行方 
●三、見えざる力 
●四、水戸藩と一橋勢の陰謀 
●五、開明派 
●六、闇の番人 
●七、黒幕 
●八、秘密の握手 

内容説明

奥州の寺子屋教授、奥平長次郎は、支配筋から消えた三万両探索を命じられ、横浜関内に向かう。ときあたかも開港を迎えた横浜。いざ足を関内に踏み入れると、そこは得体の知れない異人蠢く異空間であった。攘夷と開国、激突する朝廷、幕府の二大勢力。接近する外国工作員。長次郎はあっという間に呑まれ、追い、追われ、斬り、斬られ、自分を見失ってゆく。異人の見えざる勢力に組み込まれて行く長次郎。音を立てて崩壊する幕末日本を鋭くえぐる。歴史長編ミステリー第一弾。

著者等紹介

加治将一[カジマサカズ]
1948年、札幌生まれ。78年から93年までロサンゼルスで暮らす。帰国後、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

29
★★★★伊達藩亘理の架空の侍 柳瀬角間を主人公に、維新の波に飲み込まれていく。伊達藩忍者集団 黒脛巾組に狙われ、横浜関内で外国人と住まい、勝海舟に師事し、開国派に傾倒していく。そこでは、いろいろなミッションを与えられるが、黒幕がいることに気づく。その黒幕はなんなのか。。。下巻が楽しみ。2018/05/29

みゆう

0
フリーメイソンに入る為の試練が書いてあり、幕末の混乱など読み応えのある内容だった。2023/01/10

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