内容説明
黄薔薇さまである由乃と姉妹になった菜々。剣道部に所属した彼女は、部活の集まりに来ない姉を捜しに薔薇の館を訪ねる。けれど、白薔薇のつぼみの乃梨子から黄薔薇さまはいないと知らされる。菜々は乃梨子と校内を捜すが、そこで合流したはずの薔薇姉妹がひとりふたりと去っていき…!?表題「リトルホラーズ」ほか、リリアン女学園を舞台にした、ちょっと不思議なストーリー、5編を収録。
著者等紹介
今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮~竜のみた夢~』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
41
読書会の紹介本で久し振りに目にして。私も紅薔薇様派でした。ちゃんと支え合ってる感じが好き。でも志摩子さん乃梨子ちゃん姉妹も好きなんですー。となって読み直しをしました。確か前に読み直した時に祥子さまを送り出したなーという事はここからか。表紙が菜々ちゃん由乃さん祐巳さんというちょっと面白い組み合わせでした。短編もいつもとは違う。チナミさんと私はSFのアンソロにあってもおかしくないし、コハクさんメノウさんの話は作中一二を争う恐ろしさ。のりしろの部分は平常運転で安心して読みました。やっぱりマリみてはこうじゃないと2017/05/31
kitten
13
マリみて再読。本編終了後の34冊目は短編集。少し不思議で少しだけ怖い話が集まっているけど、基本的に薔薇さまたちは出てこない。短編そのものよりも、のりしろ部分の方が面白かったな。3年生になって、薔薇さまになった祐巳、由乃、志摩子の3人と、つぼみたち3人。いつまでもこの空気を感じていたいと思うけど、おまけでしかないんだよね。残念。2021/12/01
苗@中学3年生になりました
13
ううー、せっかく菜々がヒロインか!?と思ったのに、バラエティギフトで薔薇さまたちとは関係ない話が詰まってる感じになっていて、のりしろ部分が足りなかったです。2018/02/24
ぬー
13
★3.52017/09/22
さわこ
9
薔薇さまになった祐巳たちの話を期待して開いたら、主要メンバーではない人たちの短編で物足りなさを感じた。前回で一応「了」だったから、今回はいつもの序文(?)もなし。ホラーテイストで、それはそれで面白かったが、のりしろ部分をもっと読みたかった。前作の終わりに姉妹が成立した由乃さんと菜々ちゃんの話がいいな。★★★☆☆(3-)2023/07/09