出版社内容情報
なぜ野村克也監督の周りには人が集まるのか。
東北楽天ゴールデンイーグルスの監督として最後の1年にすべてを賭ける野村氏のリーダーシップの源を、取材を重ねた筆者が明らかにする。
2009年10月、惜しくも日本シリーズ出場を逃した東北楽天ゴールデンイーグルス。だが、万年Bクラスだった楽天を2位に引き上げ、クライマックスシリーズ進出を現実のものにした野村克也監督の力は、誰も否定することができない。新規参入チームのマネジメントを引き受け、ゼロからチームの土台づくりを行なった手腕は、他の誰にも真似できなかったものである。その人材育成術、代名詞である「ID野球」や「ボヤキ」の秘密に、野村監督を10年にわたって取材してきた気鋭のスポーツジャーナリスト・二宮清純氏が迫る。「野村は、所属する東北楽天ゴールデンイーグルスだけでなく、パ・リーグの『内需拡大』にも大きく貢献してきた。彼の周りにはいつもテレビカメラと記者が集まり、インタビュールームでは『ボヤキ』を聞きもらすまいと待ち構える」。なぜ野村監督の周りに人が集まるのか。人間・野村克也&名将・野村克也の両面に迫った、野村論の決定版。
●第一章 逆境からの復活 ――楽天・クライマックスシリーズ進出の内幕
●第二章 「ID野球」の原点
●第三章 「野球学者」の知略
●第四章 人間・野村克也
●第五章 名将・野村克也 ――自問自答するリーダー
内容説明
万年Bクラスの楽天がついに開花!気鋭のジャーナリストが「最強の老将」の人材マネジメント術に迫る。
目次
第1章 逆境からの復活―楽天・クライマックスシリーズ進出の内幕(「全てを見返したな」;耐えること、我慢することには慣れている ほか)
第2章 「ID野球」の原点(弱者を勝者にする力;生き残るために「球種を読む」 ほか)
第3章 「野球学者」の知略(本物には知性がある;プロセス重視の野村野球 ほか)
第4章 人間・野村克也(パ・リーグの「内需拡大」に貢献;マスコミを利用する ほか)
第5章 名将・野村克也―自問自答するリーダー(名選手でかつ名伯楽;「準備野球」の思想 ほか)
著者等紹介
二宮清純[ニノミヤセイジュン]
1960年、愛媛県生まれ。日本大学在学中から執筆活動を開始し、新聞・雑誌社を経て、独立。現在はフリーのスポーツジャーナリストとしてオリンピック・サッカーW杯・メジャーリーグ・ボクシング世界戦など、国内外で幅広い取材活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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