出版社内容情報
金融危機の本質を見誤ってはいけない。ドルはますます強くなる!──現場主義の国際エコノミストが描き出す、驚くべき世界経済の実像。
「世界デフレ」で物価は半減。それでも日本経済は繁栄する。
▼米国のリーマン・ショックに端を発して瞬く間に全世界に広がった経済危機──その本質は、世界経済が引きずっていた「インフレ幻想」が、現実の力によって強制的に消滅させられた出来事にすぎない。消費者が「デフレの世紀」に素早く対応しおえたとき、景気はきわめて急速かつ急激に「V字回復」するだろう。
▼21世紀の「100年デフレ」を予測して「デフレは売りに地獄、買い手に極楽」と喝破する現場主義エコノミストが描き出す、「経済危機のあと」にやって来る、驚くべき世界。
▼米国の景気はすでに回復しはじめた。オバマ大統領のもとで、ドルはますます強くなる。「公共事業」ラッシュが地球的規模で始まる。「デフレの恩恵」は一般庶民に集中し消費文化の花が咲く。そして日本経済は世界最強の競争力、不況抵抗力をもちつづけるだろう。
▼世界はもはや日本の技術力なしでは回らなくなった。
●第一章 経済危機の本質を見誤っていないか
●第二章 デフレとは何か
●第三章 二十世紀の特徴 ――戦争と革命が連続した時代
●第四章 二十一世紀の世界 ――インフレからデフレへの転換
●第五章 日本の先駆性 ――戦後の改革とその成果
●第六章 日本経済の「不況抵抗力」
内容説明
「世界デフレ」で物価は半減。それでも日本経済は繁栄する。現場主義のエコノミストが描き出す「ポスト経済危機」の驚くべき世界。
目次
第1章 経済危機の本質を見誤っていないか
第2章 デフレとは何か
第3章 二十世紀の特徴―戦争と革命が連続した時代
第4章 二十一世紀の世界―インフレからデフレへの転換
第5章 日本の先駆性―戦後の改革とその成果
第6章 日本経済の「不況抵抗力」
著者等紹介
長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
昭和2年(1927年)京都生まれ。大阪大学工学部卒。証券アナリストを経て、国際エコノミストとして独立。企業経営・技術開発の最先端を踏まえた「現場主義」の経営分析と先見力に定評がある。1983年『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で「石橋湛山賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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