出版社内容情報
新しいことはまだまだ、できる――。松浦弥太郎さんが考える、おとなのきほん、働き方、文章術、などについて余すところなく紹介。
内容説明
アウトプット/友だち/働き方/お金/趣味/おしゃれetc.人気エッセイストが綴るおとなの「きほん」。
目次
1 おとなのアウトプット。―自分というコンテンツの発信
2 おとなの友だち。―新しくて知らない出会い
3 おとなこそ必死で働く。―集中力の保ち方
4 おとなの文章術。―気持ちを伝えるツール
5 おとなのお金。―信用と責任の考え方
6 おとなのきほん。―毎日、毎日、整える
7 おとなのおしゃれ。―中身が大事な話
8 おとなの趣味。―くつろぎと楽しみ
9 おとなの計画。―バランス感覚の鍛え方
10 おとなのスタートアップ。―続けながら新しく
著者等紹介
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年、東京生まれ。「くらしのきほん」主宰。エッセイスト、COW BOOKS代表。2006年から『暮しの手帖』編集長を9年間務め、2015年4月から移籍したクックパッド株式会社を経て、2017年より株式会社おいしい健康の取締役就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井上裕紀男
28
誰にでも分かるように話をすることも難しいけど、書くことも芯の部分がしっかりしていないとうまく文章にはできない。松浦氏の文章はおとなの暮らしについて「ストン」と落ちるように語りかけてくる所がすごい。 「新しい人と出会おう」とか、「やらないこと」を見つける大切さ、普段会う人たちとはなかなか出てこない話です。「あれ?本当にこんな感じで良いのかな?」と思う時がおとなは増えてくる。自分の「きほん」みたいなものを見失いそうな時に寄り添ってくれる本のように思います。 巻末にある10の質問はみんな答えが違うはず。面白い。2021/12/04
kaoriction@感想は気まぐれに
21
気持ちのスランプ、読書欲の低下、というときに松浦弥太郎は私のサプリメントであり、軽めの初期処方箋だ。視界が晴れる。自分の価値観、好きなこと、好きなもの。それを信じて、それらの中で暮らすことの意味、意義、に気づかされる。基本。きほん。自分のまんなかの基本をしっかりと見つめてブレずに。日曜日の朝7時。いまの私にはそんな時間が眩しく羨ましく思えた。最後のページにある「10の質問」を時々自分に課して基本を生きてゆこう。と緩い気持ちが私には基本。羽田圭介の[解説]も良かった。二代目松浦弥太郎はどうかと思うけど(笑)2020/07/21
はこ
13
「おとなのきほん」というタイトルで図書館から借りてきたのですが、あまりに良くて文庫版で買いました。「おとなのまんなか」に改題。50代の松浦さんが目指す「おとな」って?これがすばらしくて書き留めたい言葉がたくさんありました。今まで生きてきて、たくさんのことが与えられた、そしてこれからはそれをお返しする番。と同時にまた新しいことにもチャレンジできる、そこからまた得たものを惜しみなく伝えていく。最近「アウトプット」って何だろう?と思うことが多くて、なんとなくもやりとしていたものが、ほんの少し見えてきた気がします2021/03/26
しょうご
8
「きほん」っていうとなんだか単純なようで面倒くさい印象があります。でも、いつでも振り返ることのできる「きほん」をしっかりと定めておくことで今現在の位置をしっかり確認できるのだと思います。 2020/03/20
n___syu.
6
松浦弥太郎さんに憧れる理由がわかる本だった。自分でやる、新しいことをやる、基本を大事にする、中身を大事にする。全て憧れる。こんな大人が周りにいなくて悲しいから、環境を変えようかなと悩んでいたところに読めた本。自分に必要なこと、考えよう。50代まで、あと20年ある!2022/08/15