出版社内容情報
シリーズ待望の第2弾！
「食堂のおばちゃん」で人気の著者、最新刊
幸せは食と共にあり。ほかほかおでんをめしあがれ。
もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。
女将の恵は元・人気占い師だったがその力を失い、今は“男女の縁”が見えるように。
常連客の悩み相談に乗るうちに、結婚相談所や婚活パーティー、マッチングアプリを巡る思わぬ騒動に巻き込まれて……。
あん肝の赤ワイン煮、白菜と鱈のグラタン等の名物料理も楽しめる、人気シリーズ第2弾。
文庫書き下ろし。
内容説明
もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。女将の玉坂恵は元・人気占い師だったがその力を失い、今は“男女の縁”が見えるように。常連客の悩み相談に乗るうちに、結婚相談所や婚活パーティー、マッチングアプリをめぐる思わぬ騒動に巻き込まれて…。あん肝の赤ワイン煮、白菜と鱈のグラタン等の絶品料理も楽しめる、人気シリーズ第２弾。
著者等紹介
山口恵以子［ヤマグチエイコ］
１９５８年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。２００７年、『邪剣始末』で作家デビュー。２０１３年、『月下上海』で第２０回松本清張賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
- 評価
-
柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
290
婚活は置いといて、相変わらずおでんが美味しそう。おでんをツマミに日本酒で一献、想像しただけでたまらん。今回、登場の日本酒、飲んだことのある日本酒ばかりで驚いた。そんな俺は呑兵衛か。いやいや山口恵以子さんの方が呑兵衛だな。ということで、飲んだことのない“国権”を飲んでみたい。お勧め料理もいいね。食べたいのが一、二品あったから作って食べたいね。今作は常連さんの背後に光が灯らないと思ったら、ラストは怒濤の光ラッシュ。めでたいね。次作はどんな新しい常連さんが登場するか楽しみ。もちろん酒もオススメ料理も楽しみ。2022/05/20
ゴンゾウ@新潮部
122
シリーズ第2作。四谷しんみち通りのおでん屋と言うだけでよだれが。いつもの通り魅力的な 料理に溢れています。今回もめぐみ食堂のおかげで素敵なカップルが誕生しました。早くこんなおでん屋に通える日が来ることを願います。2021/03/05
おしゃべりメガネ
106
シリーズ第２弾で、本作はズバリ'マッチングアプリ'にフォーカスして、話が展開します。前作から場所が変わった『めぐみ食堂』は常連客も一新し、変わらずぼちぼちとそれなりに繁盛しているようです。ツンデレキャラの「真行寺」さんもしっかりといい味だしてくれており、「恵」との距離間もなかなかいい感じです。しかし、本作に登場するメンズはホントになかなかワルい奴が出てくるので、そこはちょっと残念なキモチになりますね。前作とはまた違った婚活が違うキャラで綴られているので、飽きるコトなく、新鮮なキモチで読んでいけますね。2023/09/07
tetsubun1000mg
100
１巻目を読んだ後、２巻を読んだつもりで３，４巻を続けてけて読んだら２巻目が未読だったのに気が付く。この２巻目が一番「婚活食堂」らしいストーリーだった気がした。 めぐみ食堂に来店するお馴染みになったお客さんが、婚活に目覚めるのをおかみさんが後押しする。 親を亡くした大輝との付き合いが始まったことも状況がつかめた。このような連作は最初から順番に読んだほうが楽しめることが分かった。 山口さんの食堂勤務の経歴やお酒を楽しむことが活かされているように感じた。 「婚活食堂」シリーズはストレスなく読めて気が合うようだ。2021/03/28
紫綺
100
婚活と言うより「縁結び食堂」と言っていいほどに、常連客のご縁が繋がっていく。不穏なエピソードを絡めながら、しっかり地固めしたストーリー展開。メニューの羅列だけで和む。2020/04/21
