PHP文芸文庫<br> 京都下鴨なぞとき写真帖

電子版価格
¥599
  • 電子版あり

PHP文芸文庫
京都下鴨なぞとき写真帖

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 213p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569768526
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ふだんは老舗料亭のさえない主人でも、ひとたびカメラを持てば……。美食の写真家・金田一ムートンが京都を舞台に様々な謎を見事解決!

柏井 壽[カシワイ ヒサシ]
著・文・その他

内容説明

京都の老舗料亭“糺ノ森山荘”の八代目当主・朱堂旬は、ふだんは冴えない風貌で、自転車にまたがる姿はどうみても下働きの従業員。ところが彼は、人気写真家・金田一ムートンというもう一つの顔をもっていた―。秋の大原、どこか寂しげな着物姿の女性が向かうのは山中の来迎院。彼女にカメラを向けたムートンがファインダー越しに見抜いた真実とは?京都の名所とグルメ情報満載の新スタイル小説。文庫オリジナル。

著者等紹介

柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年、京都市生まれ。大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業する。生粋の京都人で、生来の旅好きであることから京都および日本各地の旅紀行やエッセイを執筆。テレビ番組や雑誌の京都特集でも監修を務める。柏木圭一郎名義で「名探偵・星井裕の事件簿」シリーズを執筆。本人名義で執筆した小説「鴨川食堂」シリーズ(小学館文庫)はドラマ化され好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

95
京都の名勝地とそこに実際にあるおいしい店が紹介される。そしてそこで展開される人情話が読みどころである。京都観光グルメガイドと市井人情小説の幸せな合体。京都に生まれ、京都に住み、京都を食べ歩き尽くした柏井氏ならではの見聞は正真で慥かだ。  第二話「雪の千本鳥居」が好い。年老いたおばあちゃんが一人で切り盛りする食堂は何処とは特定されていないが、京都の町中にあり地元の人からうどん屋と呼ばれているような大衆食堂。店の佇まいを想像するだに京都に行きたくてたまらなくなる。2018/08/12

カメ吉

69
面白かった。ノリは『鴨川食堂』と同じ少し展開が雑な感もあるけどテンポ良く楽しめた。 京都のガイド的な趣きもあってそれも面白かったです。 下鴨の老舗料亭の当主が実はもう一つ写真家という顔を持つ。 しかも短編で舞台をかえながら事件を解決する様は気持ちいい。 話の終わり方から続篇もアリかな? シリーズ化しそう。2018/08/28

真理そら

56
『下鴨料亭~』を先に読んだので当主の二つの顔は女将にはバレてることは分かるけど、当主だけでなく女将も「外商」しまくりの老舗料亭って大丈夫だろうか。ちょっと高級な京都案内でしょうか。2023/11/09

はつばあば

51
(笑)男性の願望でしょうねぇこういう二股人生は。私より一つだけお若い作家さんですが世慣れてはります。ホンマモンの京都人?というかしっかり遊び歩いてはるのがよくわかります(*^^*)。2024/02/27

ジュール リブレ

40
江戸時代からつながる料亭に婿入りした旬。裏の顔は……で、美味しいものを食べ歩く。京都の名所と銘店紹介も兼ねた一冊で、なかなか楽しませてもらいました。一度、訪ねてみたいですね。ある一軒を除いては。2019/08/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12907131
  • ご注意事項

最近チェックした商品