出版社内容情報
必要以上に悩まないこと! 落語のなかの若旦那や熊さん、八っあんたちは、やっぱり人生の達人だ! うまい生き方がわかる35話を解説。
内容説明
古典落語の登場人物には、現代のわれわれと共通するものがある。切っても切れない親子の縁に泣いたり、男の臆病なさまや間抜け加減を笑ったり…。落語はいわば人生劇場なのだ。本書では、それらを血肉として作家活動を続けてきた著者が、「紙入れ」「紺屋高尾」「死神」など、選りすぐりの落語35席のあらすじとともに、人生の悲哀や悩みなど笑い飛ばす方法を教えてくれる。
目次
青菜―「自分流」を作り上げるには時間がかかる
明烏―「堅さ」も大事だが、それだけでは
麻のれん―強情はほどほどに止めておくほうがいい
禁酒番屋―権力や規制には、知恵とアイデアで対抗する
うどん屋―いくら客でもお店に迷惑をかけてはいけない
厩火事―自分はどう思われているかを確かめる方法
掛取り―コミュニケーションの大原則は同じステージに上がること
火事息子―切っても切れないのが親子の縁
かつぎや―ゲン担ぎが好きなのは日本人の国民性
紙入れ―女は冷静で大胆、男は臆病で間抜けなもの〔ほか〕
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。1979年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。著書多数。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。1999(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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