PHP文庫<br> たのしく生きたきゃ落語をお聞き

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PHP文庫
たのしく生きたきゃ落語をお聞き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569767864
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0176

出版社内容情報

必要以上に悩まないこと! 落語のなかの若旦那や熊さん、八っあんたちは、やっぱり人生の達人だ! うまい生き方がわかる35話を解説。

内容説明

古典落語の登場人物には、現代のわれわれと共通するものがある。切っても切れない親子の縁に泣いたり、男の臆病なさまや間抜け加減を笑ったり…。落語はいわば人生劇場なのだ。本書では、それらを血肉として作家活動を続けてきた著者が、「紙入れ」「紺屋高尾」「死神」など、選りすぐりの落語35席のあらすじとともに、人生の悲哀や悩みなど笑い飛ばす方法を教えてくれる。

目次

青菜―「自分流」を作り上げるには時間がかかる
明烏―「堅さ」も大事だが、それだけでは
麻のれん―強情はほどほどに止めておくほうがいい
禁酒番屋―権力や規制には、知恵とアイデアで対抗する
うどん屋―いくら客でもお店に迷惑をかけてはいけない
厩火事―自分はどう思われているかを確かめる方法
掛取り―コミュニケーションの大原則は同じステージに上がること
火事息子―切っても切れないのが親子の縁
かつぎや―ゲン担ぎが好きなのは日本人の国民性
紙入れ―女は冷静で大胆、男は臆病で間抜けなもの〔ほか〕

著者等紹介

童門冬二[ドウモンフユジ]
1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。1979年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。著書多数。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。1999(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雑賀THE王

1
関西生まれ、関西育ちなもんで、 昔から落語は上方落語と相場が決まっており、 江戸落語は毛嫌い?食わず嫌い?していた節があったのだけれど、 本書を読んで、 江戸落語を聴いてみたくなった。 備忘録 「笑わせる話」も「泣かせる話」も、その基底にはだれもが経験する「心の傷」へのいたわりがある。 2017/12/16

言いたい放題

0
死神とまんじゅうこわい。のみ読了。2024/09/23

kaz

0
紹介されている噺はメジャーなものばかりで、ストーリーも概ね頭に入っている。解説されている筋立てについて言うと、細かなところでスタンダードなものと微妙に異なっているものも見られる。それぞれの噺の教訓を説教臭くならない程度に説明してくれるのがありがたい。噺は、青菜、明烏、麻のれん、禁酒番屋、うどん屋、厩火事、掛取り、火事息子、かつぎや、紙入れ、かんしゃく、堪忍袋、紀州、紺屋高尾、三枚起請、死神、心眼、付き馬、千両みかん、蕎麦と殿様、だくだく、唐茄子屋政談、長屋の花見、猫の皿、ねずみ、鼠穴、はてなの茶碗等。2018/07/23

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