出版社内容情報
語学力は天性の才能ではない。「日本語&英語」は、学べば学ぶほど脳を鍛える効果抜群の筋トレ! 大人こそ身につけたい「言葉」の勉強法。
内容説明
「言葉」によって、奇跡的な進化を遂げた人類。特に日本語は、漢字、ひらがな、カタカナをもつ表現豊かな言語です。ここに英語が加われば、あなたの世界は無限大に!「私は国語も英語も苦手」という人でも大丈夫。実は“脳の特質”をうまく利用すれば、語学は効率的に習得できます。茂木流「語学」勉強法で、脳の筋トレを実践しましょう!
目次
1 JAPANESE(読書力―「言葉」を読み、脳に知を蓄える;文章力―「言葉」を書いて脳を鍛える技術;話す力―言葉の熱で人は動く)
2 ENGLISH(リーディング力―英語習得のメカニズム;リスニング力―プライミング効果;スピーキング力―ネイティブ化計画;ライティング力―英語脳になる)
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年、東京都生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。理学博士。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mizuki
34
茂木先生の本は、色々な学びや発見があるから好きです♡ 語学の勉強では「日本語の脳領域」と他の言語の脳領域があるので、辞書で翻訳しながら読むことは、効果的では無いそうです!!!確かに、辞書で単語を調べてもしっくりこない時が多々ありますもんね(o´罒`o) これからは色々な洋書を日本語を介さずに向き合っていこうと思います。慣れるまでは修行でしかありませんが、茂木先生、わたし頑張ります(๑•̀╰╯•́)و.。.:*✧2019/08/24
メモ帳
10
難しい本を読む事は、良質な負荷が脳にもかかっているという事。アウトプットを増やすと記憶の回路(側頭葉と前頭葉のLPFCの回路)が働きやすくなる。脳は1時間集中は苦手だが、短時間達成感を味わいながら作業していくことは得意。日本語に訳そうとして読むのではなく、「これが英語だから」とひたすら読む。わからないものはわからないままに。2017/10/23
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5
学ぶことに関して著者は、理路整然としたことよりフィーリングを強調してバランスをとった学習を述べられていると思う。またわかることのフィーリングにも私にはこの本を読んで、子ども感覚と大人感覚の二種類あると思った。不確実性のあるわからないことを子ども感覚では、好奇心やワクワク感が湧いて積極的に関わって受け入れて何となく思うことを大切にするのに対し、大人はわからないイコール難しいことと捉え、詳細や概要などを明確に求め、自分のなかで体系化してまとめようとするところではないかと思いました。どちらも私として大切です。2017/10/07
こじ
4
5/5点 あなたは本を読むときに何を意識していますか? 私は常に脳に負荷をかけることを意識して本を読んでいます。 脳に負荷をかけることは少し難しい本を読むことで脳には負荷がかかります。 しかし、人間は最も順応力の高い生物ですから難しい本に脳が追従するのです。最初は難しいと思っていても、慣れれば簡単になる。これが脳に負荷をかけることです。 では、簡単な本はだめかというとそうではないです。時間を30分で読み切ろうとか本を上下逆さまで読むなど負荷はいくらでもかけれます。大事なのは目標を持ち読むことです。2018/12/28
ryo
1
日本語の運用能力向上の参考になると思い購入。「言葉ほど複雑で能の様々な部位を使うものはない」と言う。言葉の基本スキル「読む、書く、話す」に分けて考察。 1. 読む。 書くスピードで読むのが理想。音楽同様、然るべきスピードでないと、本当には理解できない。また、重層的で複雑なシンボル処理(抽象化、昇華)の伴う負荷のかかる本こそ読むべきだ。 2.書く 〆切を設けた上で、スピードを意識して量をこなすべきだ。知識や経験を想起する回路を磨こう。 3.話す 不確実性の高い「会話」は不測の事態への対処力が鍛えられる。 2022/01/20