出版社内容情報
俳人として、また画家として一流の作品を残した与謝蕪村。その詩情あふれるこころを、詩作品や450通もの書簡に探る。
2016年に生誕300年を迎える与謝蕪村は、江戸時代中期の俳人で、3000の発句が残っている。画家としても著名で俳諧と響きあう一流の作品が伝わっている。青年時代は関東で活躍、42歳のとき京都で家庭を持ち、以後は親子3人の普通の家庭生活を送る。芝居と酒を好み、多くのすばらしい交友関係も知られている。その類いまれな多面的な顔をもつ人間・蕪村のこころのうちを、絶妙な言語感覚の詩作品や450通もの書簡に探る。
言葉編
?T 遅咲きの偉才
II 画俳ふた道の華
III 交誼の輪
IV 時空の夢
生涯編
略年譜
蕪村の生涯
内容説明
俳諧も、絵画も、超一流。その息づかいが旬や書簡から聞こえてくる。生誕300年―響いてやまぬ絶妙な言語感覚。
目次
言葉編(遅咲きの偉才(還暦を過ぎ、少年期の回想にひたる;身寄りのない江戸で、慈父にめぐりあう ほか)
画俳ふた道の華(ふたつの画印;怠惰に貧乏神がとりつく ほか)
交誼の輪(馬が合った友・雲裡坊を追悼して;鴨川のほとりに転居した泰里に ほか)
時空の夢(軽い乗りの俳諧師;俳諧は和歌を超えた ほか))
生涯編
著者等紹介
藤田真一[フジタシンイチ]
1949年、京都市生まれ。大阪大学大学院博士後期課程国文学専攻満期退学。京都府立大学教授を経て、関西大学教授。国文学者。文学博士(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 臨床教育学 教職教養講座