出版社内容情報
冷蔵庫に閉じ込められた!? これは事故か、誰かの悪意か。刻々と温度が下がる中、命を懸けたバトルが幕を開ける! 極限シリーズ第二弾。
木下半太[キノシタハンタ]
作家
内容説明
渋谷の居酒屋でバイトをする女子大生・詩乃は、閉店作業中に四十歳独身の女性店長とともに業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまう。当初は偶然の事故かと思われたが、なぜか冷蔵庫内の温度が徐々に下がっていく。誰かが扉の外で操作しているのか。いったい誰が、何のために…。命の危機を感じた二人は、犯人の心当たりを探すためにそれぞれの秘密を明かしていくが―。「極限」シリーズ第二弾。
著者等紹介
木下半太[キノシタハンタ]
1974年、大阪府生まれ。映画専門学校中退後、脚本家、俳優として活動を始める。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。2006年に『悪夢のエレベーター』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
98
★★★☆☆21086【極限冷蔵庫 (木下 半太さん)】悪夢シリーズも面白いですけど極限シリーズもいいですね。居酒屋の女店長とバイトの女性が業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまったシーンからスタートです。これ、夏の暑い日に読み始めようかと思ったんですが9月になってしまいました。ここのところ気温低め、読んでたら涼しいどころか寒ぅ〜。そうそう、地上での最低気温記録って知ってますか?なんと−89.2 °C (南極ボストーク基地)だそうです。本作品、設定は面白かったし楽しめたんですけど、いつもよりは物足りなかったかな。2021/09/05
やも
84
居酒屋勤務のパパ活女子と、地味女店長が冷蔵庫に閉じ込められちゃった💥外には誰かがいるみたいだけど、誰なの?なんでこんなことを?🥶パパ活女子のテクニックにふむふむ、地味店長の女の賞味期限にちくちく、そうこうしてる内に冷蔵庫の温度がどんどん下げられていく🥶ノックで外の相手と交渉するうちに見えてきた犯人は…。これまた転がしてくるね、木下さん🤹後半の二転三転っぷり、最後の最後までコロコロしたよ💨なかなかエグいけど、パパ活女子のキャラがチョケててエンタメ性ありで一気読み👍安定の木下節、面白かった🥶★42022/07/01
aquamarine
81
極限トランクに続くシリーズ2作目だそうですが、繋がっているわけではありません。居酒屋の四十歳独身の女性店長とアルバイトの女子大生が閉じ込められたのは業務用冷蔵庫。庫内の温度が徐々に下がっていくことから、事故ではなく故意に閉じ込められたと悟った二人はその原因を探るべくお互いの秘密を明かしていきます。回想は入るものの、今回の舞台もなんと狭いこと!何が仕掛けられているのか気になり予想しつつも簡単に真相は見えてこない。さらっと読ませて期待通りにこういうラストを持ってくる、さらにこの微妙な読後感も好みです。 2017/10/24
papako
74
作者の作品続けて読んできたので感じる、少し大人しめな作品。主人公の一人詩乃があまり魅力的ではなく残念かな。復讐っていっても、結果はまるくおさまりそうだし。さくっと読めました。2020/05/26
Tsuyoshi
68
居酒屋の冷蔵庫に閉じ込められた女店長と女子大生の話。二人ともあまり性格がよくなくて共感できる部分はないものの、掛け合いが面白くてサクサク読めた。2018/09/07