出版社内容情報
テロや戦争が頻発している現代。繰り返される争いの原因は、歴史にあった。人間の価値観の指針となる宗教から世界史を見直す一冊。
武光誠[タケミツマコト]
文学博士、明治学院大学教授
内容説明
世界にはユダヤ教、キリスト教、イスラム教のような一神教からヒンドゥー教、神道などの多神教まで、無数の宗教がある。なぜ宗教は生まれたのか?実は初期の宗教は、自然を崇拝し、共同体を円滑に運営するためのものであり、それぞれの宗教の成立過程は、人間の思考の変遷でもあった。集団を団結させるために活用された宗教が、現代では人類を分断させる原因ともなっている。
目次
宗教は歴史と切り離せない
宗教はなぜ生まれたのか?
なぜ一神教と多神教に分かれたのか?
どのようにして唯一神は生まれたのか?
キリスト教、イスラム教のもとになったユダヤ教とは?
放浪の民が信仰したユダヤ教が、なぜ現代まで生き残れたのか?
ユダヤ教から敵視されたキリスト教が、なぜ世界に広まったのか?
キリスト教がローマ帝国の国教になったわけとは?
なぜ商人であったムハンマドがイスラム教をひらいたのか?
なぜイスラム教は、アフリカや東南アジアにまで広がったのか?
多神教である仏教は、なぜ世界宗教となりえたのか?
なぜ東アジアでは一神教が根付かなかったのか?
宗教によって動いた世界の歴史
なぜ現在も宗教紛争がなくならないのか?
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学博士課程を修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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