出版社内容情報
神武に王権を禅譲する饒速日命は何者なのか? なぜ、義弟を殺してまで神武に従ったのか? 神話に隠された日本誕生の謎を解き明かす!
【著者紹介】
歴史作家
内容説明
初代天皇・神武が九州からヤマト入りする神武東征。実はこの神話を裏付けるような遺跡がある。纒向遺跡だ。ここでは東海、吉備、出雲の土器が多数発見されており、神話通り三つの勢力が順番に纒向を治めたのではないかと、思われるのだ。天神・饒速日命とは何者で、なぜ義兄を殺してまで、神武に王権を禅譲したのか?ヤマト黎明期の謎に迫る!
目次
第1章 ナガスネビコとニギハヤヒ(ヤマト黎明期に三人の王が存在したこと;鍵を握る三人の正体がはっきりしない ほか)
第2章 纒向遺跡と吉備の謎(纒向遺跡の出現によってかつての常識は通用しなくなった;纒向遺跡とはなにか ほか)
第3章 長髄彦と日本武尊(なぜ長髄彦は神武天皇を拒絶したのか;長髄彦はどこからやってきたのか ほか)
第4章 邪馬台国と狗奴国(狗奴国は近江+尾張か;狗奴国=伊勢湾沿岸部説 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足しげく奈良に通い、古代史研究の道に進む。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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